KENSOが永田、征矢が真田に宣戦布告 『チャンピオン・カーニバル』前日記者会見!!=全日本プロレス

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大森戦に全力を注ぐ諏訪魔「初戦が大事」

初戦が大事と語る諏訪魔(写真上)。大森を倒し、見事に初戦を飾れるか 【t.SAKUMA】

 また、エースとして優勝候補の一角としてAブロックにエントリーされている諏訪魔は、「初戦が大事」と21日の大森隆男戦に、まずは全力を注ぐ構え。対する大森も、「直接三冠を獲られたわけだから、一番使命感に燃えていると思いますが、悪いけど三冠に挑戦するのは俺」と一歩も引かない。若手時代のライバル・秋山に対しては、2.3後楽園大会で挑戦したものの惜敗。この『チャンピオン・カーニバル』で再びチャンスをつかみ、リベンジする機会を虎視眈々(こしたんたん)と狙っているのだ。
 諏訪魔を標的にしているのは関本も同じ。先の両国大会でのアジアタッグ戦では諏訪魔&征矢匠の挑戦を退けているものの、今年の1.2後楽園大会での一騎打ちでは完敗した。「ボコボコにやられているんで、リベンジしたいですね」と鼻息荒く、諏訪魔へのリベンジを誓っていた。

 一方のBブロックで注目を集めたのは初参加の曙。同じハワイ出身で、かつては世界タッグベルトを共に巻いた仲の太陽ケア、同じアンコ型レスラーの吉江豊、さらに昨年からSMOPとして何度もタッグで闘っている大日本の岡林裕二からも、「関本さんがジャーマンで3カウントを奪っているので、自分もアルゼンチンで担ぎたいと思います」と、マークする選手として名前を挙げられていた。これには曙も、「うれしいことですね。期待を裏切らないようにいい試合をしたいと思っています」と意気込みをあらわにしていた。

征矢「真田との格の違いを見せつける」

征矢(写真下)は「格の違いを見せつける」と、ワイルドに宣戦布告した 【t.SAKUMA】

 その一方で、21日の開幕戦で激突する真田聖也と征矢学も火花を散らす。この二人は昨年までesというタッグチームを組み、アジアタッグ王座に君臨。しかし、タッグを一時的に解消後、征矢は大森との『GET WILD』で大ブレイク。真田よりも先に世界タッグ王座の奪還にも成功した。この日も、裸の上半身にジャケットを直接羽織るというワイルドな出で立ちで現れると、「男が闘うのに理由はいらない。明日はケガしてでも出てくるというあの男に格の違いを見せつける」と、ワイルドに宣戦布告だ。
 対する真田はいまだにヒザの状態が思わしくない。しかし、「周りからは休んだほうがいいんじゃないかっていう声を聞くんですけど、もう立場的には休めないですから。去年準優勝したので、今年は優勝するだけです」と静かに闘志。当然、征矢を意識しており、「明るい未来のためにも」と、21日の開幕戦で行われるライバルとの闘いで全日本の未来を見せつける腹づもりだ。

 各人、それぞれの思いもあるが、春の祭典『チャンピオン・カーニバル』は21日にいよいよ開幕する。

■全日本プロレス「2012 チャンピオン・カーニバル」開幕戦
4月21日(土)東京・後楽園ホール 開始18:00

<タッグマッチ >
渕正信、吉江豊
浜亮太、中之上靖文

<2012 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負>
征矢匠
岡林裕二(大日本プロレス)

<2012 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負>
河野真幸
関本大介(大日本プロレス)

<2012 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負>
太陽ケア


<BUSHI壮行試合 6人タッグマッチ>
カズ・ハヤシ、近藤修司、田中稔
KAI、 大和ヒロシ、BUSHI

<2012 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負>
KENSO
永田裕志(新日本プロレス)

<2012 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負>
真田聖也
征矢学

<2012 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負>
諏訪魔
大森隆男

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