シーナにスタンディング・オベーション=WWE日本公演初日レポート
スーパースターの中のスーパースター、ジョン・シーナに万雷のスタンディング・オベーション 【t.SAKUMA】
2日間の日本公演の初日の注目カードはジョン・シーナ対ザ・ミズ、CM・パンク(王者)対アルベルト・デル・リオ(挑戦者)のWWE選手権のシングルマッチ2試合。2週間まえにニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで開催された11.20PPV“サバイバー・シリーズ”、来日前日の11.27“マンデーナイト・ロウ”サウスカロライナ大会の流れを受けたカード編成がそのまま日本に大移動してきた。
すっかり大物感のザ・ミズ、日本語で「ダマレ!」
お約束のブーイングに対しザ・ミズは日本語で「ダマレ!」、いったい誰が教えた? 【t.SAKUMA】
先にリングに上がってきたミズは、試合開始前にいきなりマイクをつかみ「ハロー、ジャパン」と日本のオーディエンスにあいさつをしたあと「15時間も飛行機に乗り、2時間半もバスに揺られ、ここまで来たんだぜ」とサウスカロライナ州コロンバスからニューヨーク、ニューヨークから成田、成田から横浜までの移動について説明。「オレの姿を拝むことができて、キミたちがどれだけ幸運であるか、わかるか?」と憎まれ口をきいた。横浜アリーナの観客がミズにお約束のブーイングを浴びせると、いったいだれが教えたのか、ミズは日本語で「ダマレ!」とやり返した。
スーパースターのなかのスーパースター
必殺フルコースでファンを魅了! 【t.SAKUMA】
試合はフライングショルダー2連発、“ユー・キャント・シー・ミー”のポーズからのナックル・シャッフル―STF―AA(アテテュード・アジャストメント)の必殺フルコースでシーナのフォール勝ち。試合終了後、シーナは両手首に巻いていたリストバンドをアリーナ席に投げ入れた。シーナの動きのひとつひとつがWWEファンが熟知する“あのシーン”“このシーン”のライブ版だった。横浜アリーナに集まったWWEユニバース・イン・ジャパンは、スタンディング・オベーションでスーパースターのなかのスーパースターに大きな拍手を送った。(文・斎藤文彦)
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