山梨学院大附の白崎凌兵「優勝を狙わないと結果もついてこない」=第90回全国高校サッカー選手権大会抽選会

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山陽 中井公也主将

「決勝まで行きたい」と意気込む山陽の中井主将(右)。広島を勝ち抜いた自慢の攻撃力を発揮できるか 【スポーツナビ】

「一戦一戦を大事に戦って決勝まで行きたい」

(1回戦の対戦相手の)西目がどういうチームか分からないんですけど、当たったからには全力でプレーしたいです。今年のチームは攻撃の連係がとても良くて、いいと思います。ヒールパスやスルーパスなどを駆使して相手を翻弄(ほんろう)するのが持ち味です。
(広島を勝ち抜いたことについて)広島皆実や広島観音、瀬戸内がいる中で、ここまで来れたのはすごいと思います。瀬戸内、広島皆実とは当たらなかったんですが、偶然も重なってここまで来ることができました。

(プリンスリーグ中国1部では)今、最下位といい結果を残せていないです。でもライバルへの苦手意識はなかったです。選手権予選に入ったらみんなの意識が変わって、練習から違いましたね。予選が近いづいてきたら、3年生を中心に「そろそろ、やろうや」という雰囲気になって、それからみんなの意識が変わってきました。

 目標は一戦一戦を大事に戦って、決勝まで行きたいので、まずは初戦を突破するために頑張りたいと思います。(Bゾーンは激戦区だが)2回戦の静岡代表と熊本代表の勝者はちょっと……。あと1カ月しかないんですけど、それまでにどれだけ密度の濃い練習ができるかで勝てるかどうか変わってくると思います。

初芝橋本 井筒陸也主将

第74回大会で吉原宏太(現水戸)を擁しベスト4まで勝ち上がった初芝橋本。「同じくらいの成績を残したい」と井筒主将(右)は高みを見据える 【スポーツナビ】

「引退試合をあこがれの国立競技場でできたら最高」

 去年の3年生が尚志に負けてしまって、僕らもインターハイで尚志に負けてしまったんですけど、そういう因縁もあって(対戦相手が)空いていた尚志を引きたかったです。近いところを引けたのでOKかなと思います。

(1回戦の相手は)インターハイで優勝した桐蔭に直接勝ったわけではないですけど、神奈川は強い県だと思うので、格上だと思ってチャレンジャーの気持ちでいきたいと思います。(初戦を突破するために必要なことは)県予選は失点がすごい多かったんです。得点力はあるチームなんで、失点を防ぐという修正をしていかないと、1点勝負になった時にしんどいと思います。この1カ月で練習していきたいなと思います。

(チームの特徴は)もともとは無失点に抑えるチームだったんですけど、最近は攻撃が主体と言ってもいいかなと。個人の技術は何人かあると思います。そこをチームのバランスといかに調和させていくか。前でFWが頑張って守備をしてくれるので、早い段階でボールを奪って力強く攻めていきたいなと思います。

(目標は)みんなで言っているのは、これが引退試合になるわけで、その引退試合をサッカー少年のあこがれである国立競技場でできたらと。高校3年間のサッカーの締めくくりとしては最高なんじゃないかなと思っています。初芝橋本の選手権の最高成績がベスト4で、インターハイは準優勝です。吉原宏太先輩が得点王になった時ですね。それと同じくらいの成績を残せれば、また学校が盛り上がると思います。

青森山田 黒田剛監督

「全国大会に向けて選手たちを競争させたい」

 ここ最近では一番いいくじを引いたと思っています。もちろん対戦相手がどうこうという意味ではなくてですよ。くじ運が悪いから、相手が決まるまでは千葉と静岡の間に入るのかなと思っていました(笑)。

(チームの特徴は)去年と比べて特別やり方を変えたというのはありません。選手の特徴は変わっていますけど、青森山田のサッカーというのは変わらないものです。縦に速く展開しながら、相手の守備を崩すことをコンセプトにしています。

(選手権予選で苦しかった試合はあったか?)もちろんありました。準決勝は3−0、決勝は2−0だったんですが、きつかった。真剣勝負をしてみて、チームに欠落している部分がはっきりしました。自分たちと同等か格下のチームに苦戦することが多いんですが、守りを固められるとなかなか崩せない。そこを選手たちに理解させて修正したいと思っています。12月にはプレミアリーグの残り2試合がありますが、メンバーを落とすこともあるかもしれません。全国大会を戦うためにも、新しい選手を試して、競争させたいですね。

桐光学園 佐熊裕和監督

「今年のチームはインハイ3位に準ずるレベル」

 主力選手が2、3人欠けてもあまり影響のない層の厚いチームができたと思います。予選の準決勝や決勝でも大学入試でいない選手が4、5人いた。それでも予選を突破できました。

(チームの特徴は)フォーメーションは4−4−2で中盤はボックスとダイヤモンド型を併用しています。キャプテンの佐野(弘樹)が前線でリズムを作ってくれます。センターバックは横浜F・マリノスのジュニアユース出身の2人が務めていて、不安は特にありません。選手権では先制点が大きなポイントになると思うので狙っていきたいと思います。

(選手権に向けての課題は)特別新しいことは時間もないのでできないと思います。今のスタイルの精度を上げていくことですね。昨年のインターハイでは3位になっているんですが、今年のチームもそれに準ずるレベルです。優勝を狙うというよりも1戦1戦をしっかり戦っていきたいと思います。

聖和学園 加見成司監督

「香川西は大物食いというイメージがある」

(FW高橋奏太について)143センチとおそらく出場選手の中で一番小さいでしょう。でも、こういう選手が世界に通用するかもしれないというのをぜひ見てもらいたいですね。

 対戦相手の香川西は大物食いというイメージがあります。ただ、今年のチームはどうなんでしょうか。練習試合を含めて戦ったことがないので何とも言えません。スカウティングとかもするつもりはありません。どことやっても厳しい試合になるのは間違いないので自分たちのサッカーを貫きたいですね。1回戦を勝てば、2回戦で東北対決(盛岡商と当たる可能性がある)になるかもしれないので、それは楽しみです。

東海大第五 大丸忠監督

「國學院久我山とは互いにやりやすいと思う」

 久々の全国大会。開幕戦の舞台でできることはうれしいです。選手にとっても魅力的な場所だし、応援してくれる人への感謝を示したい。國學院久我山とは互いにやりやすいと思います。県予選ではパワーやスピードを持ち味としたチームが多かったので、そうしたチームとの試合では、パスをつなぐスタイルは出しにくい。1試合で何回かできればいいという感じになるんで。相手もつなぐスタイルのようなので、互いに特徴を出せるいい試合になるのではないかと思います。

<了>

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