ディジョンの松井「ここで試合に出ることが一番大事」=経験を生かしたプレーでチームに貢献を
けがの状態、チーム、そして自らのサッカー人生について語った松井 【TV5MONDE Japon】
若手が多く、リーグアンでの経験も少ないチームにあって、松井の存在は貴重だ。自ら獲得を希望したというパトリス・カルトロン監督の信頼も厚い。チームからの期待は高いが、松井本人はまずは負傷を治し、焦ることなく、長いシーズンを見据えてチームに貢献したいと考えているようだ。
23日に行われた敵地でのパリ・サンジェルマン戦でも遠征メンバーから外れた松井だが、試合前日、ディジョンでTV5MONDEのインタビューに答えてくれた。
ゆっくり構えていきたい
(けがの程度は)軽い感じかなと思ったんですけど、意外にちょっと重くて、長引いています。でも、監督とかみんなが早く戻ってほしいと言っていますし、できるだけ早くチームに合流できればいいと思います。毎年、足首はけがをしているんですけど、意外に痛いのでびっくりしています。シーズンは長いので、落ち着いてというか、ゆっくり構えて(治して)いきたいなと思います。
――焦ってはいない?
チームの方はすごい焦っているんですけど、自分としてはいつも通りやりたいと思います。
――けが以外の体調は?
ちょっと太ったんで、早く戻したいなあと。フィジカル的にまだ戻っていなくて重たいんで、2〜3日フィジカル的に上げたりとか、来週には戻していきたいなと思います。
――9月に丸刈りにした理由は? 著書で何よりもキライだと書いているが
気合いを入れたかったというのが、一番大きなところかなと。自分の嫌いなことをしたり、つらいことをするというのは、自分にとっては試練だと思うんで。そういうのをすることで気持ちが変わればいい。体の部分だったり、またチャンスが巡ってきたりというか、何かのきっかけを自分の中でこだわるのは大事だと思うんで、そういうのをしながら。人生も一緒だと思う。
――ディジョンの街、人、サポーターの印象は?
意外とこじんまりとしていて、住みやすい街だと思います。でも、田舎じゃないんで、観光客が多かったり、ワインの産地が周りにあったりするので、街の人はちょっと冷たいかなと感じます。(2004年〜08年まで過ごした)ル・マンはすごく田舎なんで、皆さん暖かく迎えてくれますけど、ほんと街によってキャラクターが違うので、ちょっと寂しいなっていうのはあります。でも、初めてリーグアンに上がったんで、サポーターもみんな楽しみにしているんじゃないかなと思います。