連覇を狙うPSG、マケレレ「才能だけでは十分でない」=フランスカップ決勝プレビュー

百戦錬磨のマケレレは決勝戦を前に、「結局はベストな方が勝つ」と意気込みを見せた 【写真:PanoramiC/アフロ】

 フランスカップ決勝が14日、パリ・サンドニのスタッド・ドゥ・フランスで行われる。ディフェンディングチャンピオンのパリ・サンジェルマン(PSG)と、現在リーグ1で首位を走るリールがカップウイナーの座を懸けて激突する。PSGは2シーズン連続9度目の優勝を狙う。一方、リールは1955年に5度目のフランスカップ制覇を果たして以来、56年ぶりのファイナルに挑む。
 以下は試合前日の両チーム監督、キャプテンの談話。

基本方針を崩さないことがトロフィー獲得への唯一の方法

ルディ・ガルシア監督(リール)

――決勝を翌日に控えて

 勝てば歴史的な勝利になるだろう。決勝進出も長い間、待っていた。われわれは勝つためにこの試合に臨む。細部が決め手になるだろう。すべてのことに注意を払わなくてはならない。われわれの基本方針を崩さないことが、トロフィーを獲得できる唯一の方法だ。

――フランスカップでの経験豊富なPSGと対戦することのプレッシャーは?

 先のリーグ戦でのナンシー戦(1−0で勝利)やサンテティエンヌ戦(2−1で勝利)でもプレッシャーはあったが、最善を尽くして勝利した。スタジアムに関しても、われわれの方がPSGよりよく知っている。

――リーグ戦への影響については?

 試合の結果は精神的には影響はあるだろう。今後残り3試合、負けられない戦いが控えている。次の試合は水曜日だが、延長戦になるときつい。もちろん、勝つためなら延長戦もいとわないが。

決勝戦は勝ってこそ良い試合と言える

アントワン・コンブアーレ監督(PSG)

――決勝への意気込みは?

 フランスカップはわれわれにとって、特別に思い入れが強いタイトルだ。新しい1ページを刻みたいと思っている。もちろん、トロフィーをキープすることを臨んでいるが、明日の戦いは、手ごわい相手との決勝となる。よく言われるように、決勝戦というものは勝ってこそ良い試合だったと言えるのだ。

――チームの状態はどうか?

 病気を患っているシルバン・アルマンの出場については、今日の練習後に決定するつもりだ。


――PSGとどのように戦うのか?

 リールは手強いアタッカーで構成されているチームで、われわれは強固な守備が要だ。ボールをキープできる強いなMFが必要となる。さらに、効果的なシュート。これが鍵になるだろう。

決勝戦は才能があるだけでは十分でない

MFクロード・マケレレ(PSG)

 明日、僕らが戦う相手は、恐らく今季のリーグ1を制するであろう非常に強いチームだ。勝負は五分五分だろう。リールは初のトロフィーを狙ってくる。結束も固く、才能のある選手も多い。しかし、決勝戦というものは、才能があるだけでは十分でない。ほかの要素が勝敗に大きくかかわってくる。延長戦になろうとも、結局はベストな方が勝つんだ。

<了>

TV5MONDE Japonでは、フランスリーグ、フランス代表の試合などを放送している 【TV5MONDE Japon】

TV5MONDE Japon(フランス語国際放送)では、フランスカップ決勝を生中継で放送します。

リール対パリ・サンジェルマン
5月15日(日) 3時30分(生中継)

Windows、Macのパソコン上にて、フルスクリーン高画質でご覧いただけます。1200円/月で登録後、すぐ視聴可能。
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