リールのガルシア監督「楽しむことがチームの原動力」=リーグアン第33節プレビュー

残り6節。リールはマルセイユと激しい優勝争いを繰り広げている 【写真:PanoramiC/アフロ】

 リールは前節、ロリアンと1−1で引き分け、マルセイユに首位の座を明け渡した。ポイントリーダーの座を奪還すべく、30日にアルル・アビニョンとの一戦に臨む。マルセイユの試合は1日に行われるため、勝てばライバルにプレッシャーをかけられる。
 アルル・アビニョンだけは、来季の2部リーグ降格がすでに決定している。だが、今節リールと対戦するこのチームが、今後のリーグ動向の鍵を握っていると言える。ここ3試合で2分け1敗と白星から見放されているリールは、最下位のアルル・アビニョンとの一戦でチームの立て直しを図ってくるだろう。

 一方、前節のニース戦で4−2と勝利し、首位に浮上したマルセイユはホームにオセールを迎える。そのほかの上位チームでは、3位のリヨンが1日にアウエーでトゥールーズと対戦。4位のパリ・サンジェルマンは30日のバランシエンヌ戦に勝利すれば、リヨンにプレッシャーをかけられる。6試合勝利のない5位のレンヌは、ヨーロッパリーグ出場権を争う6位のボルドーが相手とあって、苦しい戦いになりそうだ。

 混戦のリーグアンは残り6節。勝ち点1差のマルセイユとリールの首位攻防戦はもちろん、来季の欧州カップ戦への出場権獲得から2部降格まで、今後のリーグアンの戦いはヨーロッパのリーグ戦で一番の熱戦となるだろう。

 以下は、試合前日に行われたリールのルディ・ガルシア監督の会見。

マルセイユやリヨンには常にプレッシャーがある

 頭にあるのは、ただひとつのことだけだ。アルル・アビニョン戦では相手を尊重し、良い試合をすること。それが、結果的に相手を打ち負かすことにつながる。残り6試合、勝ち点18を獲得しなくてはならない。これから最終節の38節まで、さまざまなことがあるだろう。上位をキープするためには土曜の試合に勝ち、勝利を継続することが必要だ。

 マルセイユやリヨンなどの優勝候補には、常にプレッシャーがあるとわたしは常々言ってきた。われわれはセカンドポジションにいると。今シーズンの最終章は実に面白い。われわれはまだ、優勝争いの中にいる。ここまで来るために、われわれは大変な努力してきたが、その原動力はチーム一丸となり、皆で楽しむということだった。だから、それを継続しよう。これがあれば、われわれは勝ち残れる。

<了>

リーグアン第33節 TV5MONDE

TV5MONDE Japonでは、フランスリーグ、フランス代表の試合などを放送している 【TV5MONDE Japon】

 TV5MONDE Japon(フランス語国際放送)では、リール対アルル・アビニョン戦を生中継で放送します。

リール対アルル・アヴィニョン
5月1日(日) 1時55分(生中継)
5月1日(日) 9時50分(録画再放送)

Windows、Macのパソコン上にて、フルスクリーン高画質でご覧いただけます。1200円/月で登録後、すぐ視聴可能。
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