カルロス・テベスが過ごす奇妙な日々
代表復帰への道のりは険しい
アルゼンチン代表のユニホームを着たテベスを再び見ることはできるのか 【写真:アフロ】
その道のりは険しいだろう。バティスタはリオネル・メッシをセンターFWとし、2人のウインガーと3人のテクニックに優れたMFを起用する、バルセロナと同様のシステムを志向しているが、それはテベスにとって簡単なシステムではないからだ。
選手として最も充実した年齢にあり、アルゼンチンで最も愛され、あらゆるアンケートで最も高い支持を得ているにもかかわらず、彼はこのまま代表への扉を閉ざされてしまうのだろうか?
代理人はコリンチャンス復帰を示唆
テベスとマンチーニが微妙な関係にある原因はテベスの代理人、何かと話題に上がるイラン人のキア・ジョオラビシアンにあると主張する者がいる。この代理人はマンCの前監督であるマーク・ヒューズと関係が深く、そのことが時にロッカールームに緊迫した状況を作り出しているというのだ。
それだけに、テベスが口を開くたびにアルゼンチンへの郷愁、そしてマンCとの契約が切れた後はボカに戻りたいと話すのは決して気まぐれではないのだ。またジョオラビシアンは最近、ブラジル紙『ガゼッタ・エスポルティーバ』に対し、「カルリートスが近い将来に再びコリンチャンスでプレーするだろう」と話している。
ピッチにおける充実した現状と、その外で投げかけられる多くの疑問。テベスが過ごす日々を奇妙と表現した理由はそこにある。
<了>
(翻訳:工藤拓)