ベンゲル監督「バルセロナが有利であることは変わらない」=アーセナル公式サイト・インタビュー
バルセロナに勝利し、「特別な夜になった」とベンゲル監督。第2戦に向けても意欲を示した 【Getty Images】
以下は、試合後のアーセン・ベンゲル監督のコメント。
われわれはギャンブルに出た
特別な一戦だっただけに、わたしは非常にうれしく思っている。常にフットボールをプレーしようとする特別な2チーム同士の対戦であり、素晴らしい戦いになることは試合前から約束されていたが、その約束は果たされたと思っている。われわれは決してフィジカルだけに頼ったチームではない。だが、われわれから精神的な反発力が消えることはなかった。ファン・ペルシの個人技から1点を奪い、2点目は素晴らしい組み立てから生まれたゴールだった。特別な夜だったよ。先制を許した後もファンはとてもポジティブだったね。
――カンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)での第2戦について
今夜の結果でわれわれは自信を持ってバルセロナへ向かうことができる。非常に難しいゲームになることは承知しているが、われわれはしっかり準備をするつもりだ。高い集中力を持って勝ちにいく。このチームを高く引き上げてくれる特別な戦いだ。われわれは今夜、素晴らしい強さと一体感を示した。もう一度それを示すよ。
――アレクサンドル・ソングを下げたことについて
彼がイエローカードを受けていたことと、わたしが攻撃に出たいと考えたからだ。ウィルシャーやファブレガス、ナスリ、そしてファン・ペルシがゴールを狙っていたが、(勝つためには)2点が必要だったからわれわれはギャンブルに出た。裏目に出る可能性もあったし、0−2や0−3で負けていたかもしれない。だが、うまく機能してくれた。
――ジャック・ウィルシャーのパフォーマンスは
今夜の彼は最高の働きを見せてくれた。厳しい時間帯でも彼は慌てることがなかった。相手のプレッシャーに動じることなく、ボールを操っていたよ。
――アーセナルは本命に一歩近付いたのか?
アーセナルは本命ではないが、チャンスはあると思う。バルセロナが有利であることは変わらないだろう。今夜、われわれは彼らを倒せるということを知ったが、去年は味わえなかったことだ。ここから先は一旦この試合を忘れることが重要だ。日曜日(20日)にはFAカップのゲームが控えている。われわれはその試合に集中しなければならない。
この勝利はわれわれの哲学に強い自信を与えてくれるものだ
われわれは精神的にその準備ができていた。普段のアーセナルは相手以上にボールを持つが、今夜は彼らが60%のボールを持つだろうと考えていたよ。
――クラブにとってこの勝利の意味は?
わたしはアーセナルに誇りを持っている。誰もが、いつものアーセナルとは違うスタイルで戦うことを強く勧めていた。この勝利はわれわれの哲学に強い自信を与えてくれるものだと考えている。アーセナルの平均年齢は23歳、まだまだ若い。未来は非常に有望だよ。目標は選手たちを団結させることだ。
――サミル・ナスリの復帰は?
彼はどんどん力強くなっていったね。しばらくプレーしていない選手には見えなかったよ。最初は戸惑いがあったようだが、その後は自信に満ちていた。
――イングランド勢が良い結果を残しているが
比較するのは難しいし、まだ分からない。今夜、われわれは世界一のチームと対戦し、彼らを倒した。だからといってクオリティーが失われるわけではないし、彼らが突出したチームであることに変わりはない。昨夜のゲーム(ミラン対トッテナム)はまた別物だ。だが、イングランド・プレミアリーグは強いリーグだよ。
――ローラン・コシールニーのパフォーマンスは?
彼は素晴らしかった。彼は成長している。
――もう一度リオネル・メッシと対戦するが、その見通しは?
次も彼をおとなしくさせておくことがタスクになる。だが、われわれは今夜のゲームで励みと自信を得た。このチームには素晴らしい一体感と大きな信念がある。われわれは自分たちのやるべきこと、ゴールを狙うということに対して忠実にならなければならない。
<了>
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