香川はマン・オブ・ザ・マッチ、内田はパスに物足りなさ=ブンデスリーガ第16節 日本人選手の通信簿
香川が今季8点目を記録
今季8点目を決めた香川はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた 【Bongarts/Getty Images】
ドルトムントの選手たちが前線からプレッシャーを掛けても、うまくかわされてしまう場面も。それでも70分に、ブラチコフスキのシュートをGKがはじき、この浮いたボールを香川がダイレクトで押し込んで今季8点目を決めた(このボールはオフサイドポジションにいたレバンドフスキが触れていたが、公式記録では香川のゴールと認められた)。チームは苦しみながらも2−0で7連勝を飾り、2位との勝ち点差は11に。
香川は、いずれもチーム最多となる5本のシュートと59回のボールタッチを記録した。
「あれをダイレクトで枠に飛ばすというのは結構難しい」
――今日は1試合を通じて集中力を切らさずにプレーできた?
すごく大事な試合だというのは分かっていたので。ホームでは今年最後の試合だったし、気合は入っていたので、それをピッチで表現したかった。後半、(ぬかるんでいた)グラウンドの影響もあって(運動量が)落ちた部分があったし、ミスがあった。そういう意味では、もっともっと体力だったり、足腰を鍛えていかないと。
――ゴールシーンについては
あれをダイレクトで枠に飛ばすというのは結構難しいので。そういう意味では、すごく集中して、打てたと思う。
――ゴールを決める前までは苦しい時間が続いていたが
あの苦しい時間帯でね、守備が頑張って耐えた中できっちり決めたというのは、良かったと思います。
<ドイツメディアの評価>
・『キッカー』誌(スポーツ専門誌):2.5点
この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選定。通算得点では2.53点で全選手の中で2位。
・『ビルト』紙(全国紙):2点
通算採点ランキングでは2.38点で全選手の中で2位。
・『ルールナハリヒテン』紙(地方紙):2点
今節のベストイレブンに選出。「相手チームに最も警戒された選手だった。彼が見せる妙技の数々は天才的だ」と伝えた。
※ドイツの採点方式では1が最高、6が最低点
内田はパス成功率で物足りなさも
守備では奮闘した内田(右)だが、パス成功率に物足りなさが残った 【Bongarts/Getty Images】
<ドイツメディアの評価>
・『キッカー』誌(スポーツ専門誌):3点
・『ビルト』紙(全国紙):4点
・『レビアー・スポーツ』紙(地元紙):4点
「とても多くのパスミスをしていた」と報じた。
<了>
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