斎藤「1日でも長くワセダのユニホーム着たい」=明治神宮大会リポート

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 明治神宮大会2日目が14日、神宮球場で行われ、早大が愛知学院大を4対0と破り、初戦を突破した。北海道日本ハムドラフト1位の斎藤佑樹が先発して6回無失点。2番手に広島1位の福井優也が登板すると、3回を無安打無失点に抑えた。打っては2投手を好リードした市丸大介が4回2死満塁で走者一掃のタイムリー二塁打を放つと、8回には代打・櫻庭啓修のタイムリーで加点した。

「真っすぐが良くなかったので変化球を多めにした。低めに投げて内野ゴロで打ち取ろうという考えだった」とキレのいいスライダーを軸に変化球主体のピッチングで愛知学院大打線を翻ろうした斎藤。6イニング88球を投げて、4安打・7奪三振・2四球という結果に、「内容は良くなかったけど、6回無失点で良かった。トーナメントなのでとにかく勝てればOK」と自身に合格点を与えた。
 ストレートが良くないと言いながらも、圧巻だったのは6回。内野安打とセカンドゴロエラー、四球で1死満塁となり、レフト前ヒットを許している5番・長田涼平を迎える。ここまでほとんど140キロ台を計測しなかったストレートが、143キロ、145キロ、146キロとどんどん威力を増し、最後はこの試合最速の147キロのストレートで空振り三振に打ち取った。続く安井俊介もファーストゴロに仕留めて、得点を許さなかった。低めの変化球を捨てて高めのストレートをセンター方向から逆に打ち返す対策を練っていた愛知学院大・伊藤孝真監督も「予想以上のボールだった」と脱帽するしかなかった。

 11回目の出場で初の明治神宮大会制覇を狙う早大にとって上々の滑り出しとなり、主将を務める斎藤も「チームとしてもいい形でスタートを切れた」と笑顔を見せた。次戦の16日・準決勝でも、「投げるつもりでいる」と先発をアピール。「1日でも長くワセダのユニホームを着てプレーしたい。とにかくみんなで楽しんで優勝目指してやりたい」と4年間の有終の美を飾るべく、必勝を誓った。
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