フランス代表のブラン監督「勝利はベンチからもたらされた」=ユーロ2012予選
ブラン監督の采配が吉と出て、フランスはルーマニアに2−0で勝利した 【写真:AP/アフロ】
試合後、ローラン・ブラン監督は、満面の笑みで報道陣の前に姿を現し質問に答えた。
選手たちは持てる体力のすべてを出して戦った
試合は通常95〜96分間で、試合終了時にはさまざまなことが起こるものだ。選手たちがあきらめず、最後まで勝利を信じて戦っていたからゴールが生まれた。彼らを賞賛したい。交代要員を選ぶのは難しかった。練習を見ていて全員ピッチでプレーするにふさわしいと思っていたからだ。
――ルーマニア選手のシュートがポストに当たった時も、チームは動揺しなかった。これは、チームが成熟している証しだと思うか?
今はそうだと思うが、長期的にはまだ何とも言えない。試合前には、チームは経験不足だと言われていたが、この試合ですべてが変わるわけではない。組織立った堅固なチームを相手に、前半はチャンスを作ることができなかった。
ハーフタイムにわたしが選手たちにかけたのは、「試合は60分では終了しない。焦らず辛抱強くいけ」という言葉だった。後半、フランスにもルーマニアにもチャンスがあったが、われわれは最後の15分で差をつけることに成功した。特にフィジカル面で強かった。
――そのフィジカルが勝っていたことで勝利したと思うか?
ハーフタイム以後、よりスペースがあった。前半はルーマニアがラインを狭めており、スペースが少なかった。70分にドリブルが得意な選手たちを入れ、このスペースを利用して縦に攻めるようにし、チャンスを作った。レミーのゴールはこうして生まれた。しかし、難しかった。選手たちは持てる体力のすべてを出して戦った。
――交代した選手たちが活躍したが
勝利はベンチからもたらされたと言える。ロイックは最初から出場していなかったし、ヨアンもディミトリー(パイエット)もいなかった。試合は(最大)14人がプレーする。選手たちに言ったように、75分間やるべきことをやった選手がいて、後が続いた。むしろわたしは、23人の選手が皆で活躍したと言いたい。引き分けや敗戦があると、君たちメディアは疑うが、その中で何かが作られている。その時期を共に過ごし、デリケートな時期があって、今勝利を味わっている。
――グループ首位に立ったことについて
1位でいることは常に望ましい。ユーロ予選は長期にわたり、次のルクセンブルク戦(12日・メッツ)の後はしばらく試合がないため、首位でいることは良いことだ。自信がつく。ルクセンブルク戦は可能な限りの準備をして臨む。3月に予選が再開する前に、興味深い親善試合が2試合ある(11月にアウエーでイングランド戦、11年2月にホームでブラジル戦)。暖かく冬を過ごせるよう、できる限り勝ち点を稼いでおきたい。
――火曜のルクセンブルク戦に向けて、すぐにメッツへ発つのか?
体力の回復に務めなくてはならない。23人の選手は2試合のために選んだ。けが人の加減もある。今のところは、負傷して出場できない選手はいないが。良い結果を出すには、体力は重要だ。火曜日に全く新しい選手がピッチに立つことはないと思う。
<了>
ユーロ2012予選 TV5MONDE
TV5MONDE Japonでは、フランスリーグ、フランス代表の試合などを放送している 【TV5MONDE Japon】
フランス対ルクセンブルク
10月13日(水)午前3時50分
Windows、Macのパソコン上にて、フルスクリーン高画質でご覧いただけます。1200円/月で登録後、すぐ視聴可能。試合放送時間と対戦カードおよび詳細情報は、日本公式サイト・サッカーページをご覧下さい。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ