野杁が3連続KOへ自信「打ち合ってもいける」 「Krush.10」直前インタビュー

Krush実行委員会

4.29後楽園でソルデティグレからKO勝ちを収めた野杁、今大会で3試合連続KO勝利を狙う 【t.SAKUMA】

 立ち技格闘技「Krush.10」(20日、東京・後楽園ホール)のダブルメーンイベントで卜部弘嵩と対戦する野杁正明が、大会を目前に控えた現在の心境を語った。
 昨年末に開催されたK−1甲子園で見事に優勝を飾った野杁は、今年に入っても3連勝(2KO)と快進撃が止まらない。弱冠17歳の高校2年生ながら、今大会も前回大会に続きメインイベンターとしてリングに立つ。
 対戦相手はパンチ力と爆発力を持つ卜部弘だが、野杁は「得意のひざ蹴りも合わせやすいし、パンチも自信がついてきてるので打ち合ってもいける」と3連続KO勝利へ自信を隠さない。今後はK−1MAX出場、タイトル獲得を目指したいと語る野杁が、格闘技の聖地・後楽園ホールでどのような試合を見せるか。

野杁「今の目標はK−1甲子園3連覇」

野杁(中央)は決勝で嶋田を判定で破りK−1甲子園初優勝を決めた 【t.SAKUMA】

――今大会は、前回の新宿FACEに続いて後楽園でのメイン登場ですね

「やっぱり後楽園は格闘技の聖地なんで、そこでメインができるっていうのはすごくワクワクしています」

――しかも、同じ名古屋の大和哲也選手とダブルメインです

「そうですね。チームドラゴンに負けないように、駿くん(大石駿介)から僕、そして哲也くんとつなげていきたいです」

――ジムの先輩、大石選手と同じ大会に出るというのも野杁選手にとっては大きい意味があるようですね

「駿くんと同じ舞台に立てるのは本当にうれしいです。アマチュアでは何回かあったんですけど、プロでは初めてなんで。やっぱり、駿くんは僕が格闘技を始めるきっかけだったので。一緒に試合に出るのを前から楽しみにしてたんです。“やっと来たな”って感じですね」

――そういう思いがあるわけですね

「僕がいじめられてる時に、駿くんがたまたま通りすがって、助けてくれたんですよ。それで、駿介くんに憧れて空手を始めたので。絶対、一緒に勝ちたいです」

――今回の対戦相手は卜部弘嵩選手です。どんな印象がありますか?

「パンチ力があるし爆発力もありますね。強いと思います」

――スタイルとしては得意なタイプですか

「やりやすいといえばやりやすいと思いますよ。自分が得意なヒザも合わせやすいし、パンチも最近、自信がついてきてるので。打ち合ってもいけると思います」

――ソルデティグレ・ヨースケ戦はヒザでKO、前回の白神喜弘戦はボディブローでKOと、非常に技が多彩ですよね

「一番得意なのはヒザ蹴りなんですけど、相手に合わせて代表に闘い方を考えてもらってるんで。いろんな闘い方ができると思ってます」

――白神戦では左右のスイッチも見せていました

「日ごろからサウスポーの練習もしてるので。代表からサウスポーでいけと言われれば、サウスポーでもいけますね」

――できないことがないくらいですね

「いやいや、そんなことはないんですけど(笑)」

――今回がプロ4戦目で、メインが2回。ここまでの道のりをどう捉えてますか

「今の目標はK−1甲子園3連覇なんですけど、その間にいろんな経験をさせてもらうのは、将来につながると思います。しっかり、いい経験させてもらえてありがたいと思ってます」

――その後のプランもあるんですか?

「K−1MAXに出られるんなら出ていきたいですね。70kgで。それだけじゃなく、キックボクシングでもチャンピオンになりたいです。出られる舞台にはどんどん出て、取れるタイトルは取りたいですね」

――今回のメイン、どんな試合を見せたいですか

「やっぱり、つまらない試合をしたらお客さんも盛り上がらないんで。お客さんに楽しんでもらえる試合がしたいですね」

――お客さんの存在はかなり意識する方ですか?

「メインがつまらなかったら、お客さんは喜ばないと思うので。こんな歳で自分は相応しくないと思うんですけど、メインに選んでいただいたので、それに恥じないような試合をしたいと思います」

――試合に向けての練習はいかがでしたか

「もうバッチリです。正直、めちゃくちゃキツかった(笑)。毎日イヤでしたもん(笑)。その成果をしっかり出したいですね」

――Krushプロデューサーの宮田さんは「どっちが勝つにしてもKOになるだろう」と言っていました

「僕もそう思います。お客さんはKOが見たいでしょうし、判定で勝っても喜ばれないと思うので。代表にはKOで勝つプランを立ててもらってます。いけるんじゃないかと思ってますね」

[情報提供:Krush実行委員会]

■「Krush.10」
9月20日(月・祝)東京・後楽園ホール 開場17:00 開始18:00(オープニングファイト開始17:15)

<ダブルメーンイベント2 63kg契約 K−1ルール 3分3R(延長1R)>
大和哲也(大和ジム/K−1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament優勝)
卜部功也(チームドラゴン/K−1甲子園2008準優勝)

<ダブルメーンイベント1 63kg契約 K−1ルール 3分3R(延長1R)>
野杁正明(OISHI GYM/K−1甲子園2009王者)
卜部弘嵩(チームドラゴン/2007全日本新空手K−2軽中量級王者)

<セミファイナル 63kg契約 K−1ルール 3分3R(延長1R)>
佐々木郁矢(INSANITY)
尾崎圭司(チームドラゴン)

<第8試合 63kg契約 K−1ルール 3分3R(延長1R)>
大石駿介(OISHI GYM/J−NETWORKスーパー・ライト級王者)
AKIRA(チームドラゴン/M−1スーパー・フェザー級王者)

<第7試合 70kg Fight K−1ルール 3分3R(延長1R)>
石黒竜也(フリー/元NJKFウェルター級王者)
堤 大輔(チームドラゴン)

<第6試合 70kg Fight K−1ルール 3分3R(延長1R)>
健太(E.S.G/NJKFスーパー・ウェルター級王者)
渡辺雅和(チームドラゴン)

<第5試合 70kg Fight K−1ルール 3分3R(延長1R)>
廣野祐(NPO JEFA)
川端健司(チームドラゴン)

<第4試合 55kg Fight K−1ルール 3分3R(延長1R)>
瀧谷渉太(桜塾)
水原浩章(光ジム/J−NETWORKスーパー・バンタム級王者)

<第3試合 フェザー級 K−1ルール 2分3R>
真(峯心会)
佐々木仁子(チームドラゴン)

<第2試合 63kg契約 K−1ルール 3分3R>
武彦(月心会)
TSUYOSHI(チームドラゴン)

<第1試合 60kg Fight K−1ルール 3分3R>
藤鬥嘩裟(藤ジム)
小澤量哉(士心館)

<オープニングファイト3 63kg契約 K−1ルール 3分3R>
前田 修(GETOVER)
山崎秀晃(チームドラゴン)

<オープニングファイト2 55kg FIGHT K−1ルール 3分3R>
TARO(月心会)
匠(チームドラゴン)

<オープニングファイト1 63kg契約 K−1ルール 3分3R>
遠藤大翼(和術慧舟會駿河道場)
中村圭佑(チームドラゴン/2010全日本新空手K−2軽中量級王者)
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