ベンゲル監督「脛当てがコシールニーを守ってくれた」=アーセナル公式サイト・インタビュー

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アーセナルはロスタイムのオウンゴールでリバプールと1−1で引き分けた 【Getty Images】

 アーセナルは15日、敵地アンフィールドでリバプールと対戦し、試合終了間際にGKホセ・マヌエル・レイナのオウンゴールで追いつき1−1で引き分けた。
 以下は、試合後のアーセナル・ベンゲル監督のコメント。

必要だったのはアタッキングサードでの力

――1−1という結果はフェアなものか?

 イエス。われわれのポゼッションは高かったし、前半はわれわれがゲームを支配して、GKにはほとんど仕事がなかったはずだ。だが、相手の守備も良かったし、突破口を見つけることができなかったね。後半はもっとうまくやれたと思っているが、いきなりリードを奪われ、10人で深く守る相手に戦うのは非常に難しかった(前半終了間際にジョー・コールがローラン・コシールニーへの危険なタックルにより一発退場となった)。

 彼らは賢く流れを止めようとしていた。われわれは前線に何人もの選手を投入し、最後にやっと価値あるドローを手に入れることができた。ここまでのポゼッションがありながら敗れてしまうのは非常につらい。そうならずに済んだのは良かったと思っている。アタッキングサード(※ピッチを3分割したときの攻撃エリア)での破壊力に欠けていたのは認めざるを得ない。だが、全体的に選手たちは正しい姿勢を見せていた。

――コシールニーに対するジョー・コールのタックルは見えたのか?

 いや、あれは完全なコーナーだったし、ベンチから見ることはできなかった。ジョー・コールはフェアな選手だし、彼に誰かを傷つける意図はなかったと思う。彼はそういうスタイルじゃない。おそらく少し軽率なタックルだったんだろう。コシールニーへのキックは完全なアクシデントだと理解している。
 コシールニーはひどい打撲を受けていたが、幸いシンガード(脛当て)のおかげで打撲で済んだ。われわれは骨折を恐れていた。ピッチから出された直後、トレーナーはわたしに(骨が)折れているかもしれないと言っていたからね。

――選手たちを見て、この試合から学んだことは?

 チームとしては非常にソリッドだったし、パスも良かった。われわれに必要だったのは、ポゼッションを生かすためのアタッキングサードでの力だろう。だが、多少それも仕方がない。多くの選手がワールドカップや故障から復帰しているところだ。スピリットと姿勢は申し分なかった。そこはポジティブだったと考えている。

――今も移籍市場でGKの獲得を狙っているのか?

 それについては、今ここで話さない方がいいだろう。われわれのGKにとって何の利益にもならない。つまり、今いるGKの話をした方がいい。今日のアルムニアは良いゲームをしたと、わたしは考えている。

――リバプールについて

 リバプールは間違いなく、先頭集団でタイトルを争うはずだ。われわれは今日それを学んだ。彼らのディフェンスは非常に良かったし、彼らは頭の良いチームだ。きっと(プレミアシップを)面白くしてくれるだろう。

サインすることがクラブへの忠誠心を示せる唯一の方法

――アーセナルとの契約延長にサインした理由について

 わたしはこのクラブを愛しているし、ほかのどこへ行くことも想像できない。サインすることがクラブへの忠誠心を示せる唯一の方法だと考えている。提示された契約にサインしたが、わたしが示すことができるのは、このクラブのためにどれだけ良い成果を残せるかだけだ。もし力が足りないと判断されれば、わたしは出ていくことになる。心配は無用だ。いつかは出ていくよ!

――ここが最後の仕事場になるのか?

 分からない。ここから数年を良い形で終えられれば、わたしは幸せだろう。10年先を計画できる年じゃないからね。わたしの計画は月単位なんだよ!

――チームは何かを成し遂げることができるのか?

 昨年は3位だったが、われわれの野心はそこからの進歩と改善にある。獲得した2人の選手は順調だと感じているし、今日もシャマクとコシールニーはまずまずのパフォーマンスを見せていた。だが、ディフェンスがまだ不足している。

――プレミア初登場のシャマクについて

 彼は頭や身体を入れることを全く怖れないし、ゴールにうまく絡んだね。

――セスク・ファブレガスがメンバー入りしなかったことについて

 彼は体調を崩していたし、とにかくまだ戦える準備が整っていない。

――アンドレイ・アルシャービンのパフォーマンスについて

 彼はハードに働いていたと思うが、代表戦の影響もあって多少疲れが出ていたと思う。彼はロシアに飛んで木曜日に帰ってきた。今日の彼は、自分自身をプッシュしようとしていた。それに、グレン・ジョンソンが彼にうまく対応していた。彼は常に何か特別なことをやらかす選手だが、今日は難しいゲームだったね。

――リバプール戦のGK選びのプロセスは?

 2人(アルムニアとファビアンスキ)は良いプレシーズンを送っていたし、最終的には経験を重視した。開幕戦にはすさまじいプレッシャーがかかるものだ。そして、それをよく分かっているアルムニアを先発させると決めた。

<そのほかの情報は、JP-Arsenal.comで>

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