セリーナ以外は意外な顔ぶれ 女子4強が決まる=ウィンブルドンテニス 第8日
ウィンブルドン第8日 第21シードのズボナレワがクライシュテルスに逆転勝ち。ウィンブルドンでは初の準決勝進出を決めた 【Getty Images】
中国勢初Vの期待がかかったリだったが……
セリーナに余裕を持ってポイントを回されると、挑戦する側は弱い。リのせっかくのショットが分断され、精神的に追い込まれて第5、第7のサービスゲームを崩れるように落とした。2人は今年の全豪の準決勝でも対戦し、リは7−6、7−6で競り負けた。こうした緊張感のあるゲームを積み重ねれば、勝機は訪れるだろう。メンタリティーの勝負だった。
クライシュテルス、ビーナスらメンタルが勝敗を分けた
また、20歳の左利き、クビトバがノーシード同士の対戦でベテランのカネピを下した。カネピは第1セットを先取し、第2セットに3本のマッチポイントを握りながら逆転され、ファイナルセットも先に2本のマッチポイントを取りながら勝てなかった。全仏に次いでの予選上がりだけに、精神的なスタミナ切れか。クビドバの準決勝進出は、チェコ選手としてはマルチナ・ナブラチロワ、ハナ・マンドリコワ、ヤナ・ノボトナに次ぎ4人目。先輩はいずれも優勝している。
ビーナスとピロンコバの一戦は、ピロンコバのサーブは安定していたが、ビーナスのミスが多すぎた。ブルガリア勢のグランドスラムの4強はこれがオープン化以降初めての快挙だった。
<了>
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