本田と遠藤のFKを許したGKに非難集中=デンマークメディアが報じた日本戦

構成:EIS

高評価は本田、闘莉王、長谷部、遠藤

本田には最高点、闘莉王、長谷部、遠藤にも高評価がつけられた 【(C) FIFA/FIFA via Getty Image】

 また、大衆紙『エクストラ・ブラデッド』は「サムライ・ボーイズがバイキングの頭を切り取った」とし、GKセーレンセンに対しては『ユランズ・ポステン』同様、「8年前のイングランド戦を思い出させるようなミスで、デンマークは失点。壁の位置を間違え、ボールを取りこぼした」と重大なミスがあったとした。

 さらに、「中盤は、ミスだらけの今大会のデンマーク代表を象徴していた。オルセンは、信頼を寄せる23人を代表に選んだのだろう。それは分かるが、理解し難いのは、フィットしていない選手たちを、本戦に間に合うと期待して選んでしまったことだ。それがイェンセンであり、ヨルゲンセン(オランダ戦はまずまずだったが)、ソエン・ラーセン、トーマス・カーレンベルクである。そしてウイリアム・クビストのような、走れてボールキープもうまい選手を使わず、スピードもあり、相手にとって危険な状況を演出できるクリスチャン・エリクセンもスポット的な扱いに終始したことにも疑問が残る。
 また、トマソンは、タイミングとシャープさが欠落していることを、この試合でも露呈した。オルセンが車検場を持っていたなら、トマソンは検査にパスしなかたはず。彼はそれほどさび付いている」と、やはりコンディションの整っていない選手を数多く招集したことが大きな問題だったとした。

 最後に、『B.T.』紙の採点を紹介すると、本田圭佑が「12点」で満点(「スーパースター。スーパーゴール。スーパーアシスト。まったくミスをしなかった」)を獲得したほか、闘莉王(「真の戦士。接近戦では全身全霊で対応していた」)、長谷部(「視野が広く、危険な男。デンマークDFを苦しめた」)、遠藤(「日本のレジェンド。素晴らしいFKの後も好機を演出」)の3人が「10点」の好評価を受けた。
 対して、デンマークで最低だったのはもちろん、「−3点」のGKセーレンセン。「ホンダとエンドウに決められた。FKについて、全く勉強しなかったのか?」との言われようだった。

 ちなみに、『B.T.』紙の採点が意味するのは以下の通りである。
(7段階制…12:ずば抜けたパフォーマンス 10:優秀なパフォーマンス 7:よいパフォーマンス 4:平凡なパフォーマンス 02:まあまあのパフォーマンス 00:不十分なパフォーマンス −3:容認できないパフォーマンス)

<了>

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