チャンピオンズリーグ（ＣＬ）のグループリーグ第１戦、ミランはアウエーでオリンピック・マルセイユと戦い、インザーギの２ゴールで２−１と勝利した。マルセイユとの一戦を終え、“ロッソネロ”（ミランの愛称）の選手たちはそのスタートに満足している。初戦で奪った勝ち点３は今後のチームにとって大きなものとなるだろう。
　以下は、マルセイユ戦後のミラン選手のコメント。

ＦＷフィリッポ・インザーギ

「２カ月プレーから遠ざかっていたため、しっかりと準備して挑むことは容易なことではなかった。でも、僕はとにかく働くことを考えた。自分をそこに向かわせ、そして楽しむ。このことは物事をとてもシンプルにしてくれるんだ。チームはとても献身的に働いていたと思う。チームにとって、そしてレオナルド監督にとっても幸せな勝利だった。すぐに顔を上げて、この道を模索していくしかないね。僕個人の記録については、すでにＵＥＦＡ（欧州サッカー連盟）のランキング（欧州カップ戦通算得点）トップに位置している。イタリア人ゴール数に関しては、１点足りていないようだから、もしサン・シーロ（ミランの本拠地）で決めることができたら最高だね。今夜の勝利は、先日亡くなった少年ルーカにささげるよ。ベルルスコーニ杯で僕のユニホームを渡したんだ。あの夜、彼に笑顔をプレゼントできていたならもっと幸せだったんだけどね」

ＦＷアレッシャンドレ・パト

「良いスタートを切ることはとても重要だった。そして、僕らはそれを見事に達成することができた。マルセイユのＤＦ陣は高く強く、堅い守備網を形成していた。でも、最終的には勝利を手にすることができた。決定的な場面でのシュートミスは、僕自身が滑ってしまったことに原因がある。（雨に濡れた）ボールが滑って自分のところに向かってきていると思ったんだけどね……。残念だけど、とにかく重要なのは今日の勝利だ」

ＭＦクラーレンス・セードルフ

「今夜のチームはポジティブな面を多く見せることができた。また、このような大事な試合において、チームとして結束することにも成功した。マルセイユの調子はすごく良かったようだね。特に後半の彼らの反撃にはかなり苦しめられた。このようなゲーム展開で大事なのは、状況に合った勇気を示すことだけど、ミランの選手たちはそれをしっかりと持ち合わせていた。今夜の勝利にはとても満足している。チームにとっても、僕個人にとっても、次の一戦に向けて精神的に良い状態で準備できるからね。チーム全員がプレーに参加するのはとても重要なことだと思う。ディフェンス面では、すぐに自陣に戻り、中盤の選手とともに守備ブロックを形成すること。またオフェンス面においては、ＤＦがより前のプレーにかかわっていくことが大切だ」

ＤＦジャンルカ・ザンブロッタ

「チームの士気を考えると、ＣＬ第１戦でとても重要な勝ち点３を獲得することができた。ここに来る前から、マルセイユでのアウエー戦は難しいものになると分かっていた。今日の勝利によって、今後の国内リーグ戦にも良い精神状態で挑むことができ、次に進むことができるだろう。

ＧＫマルコ・ストラーリ

「とても難しいグラウンドでの試合だったが、ミランは素晴らしいボールポゼッションを披露できていた。これがチームの特徴、長所だと思っているから、このようなサッカーを必ず続けていかなければならない。僕個人にとっては、この試合がチャンピオンズリーグのデビュー戦だったんだ。これ以上の出来はなかったと思うよ」

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