選抜準Vの花巻東は長崎日大と因縁対決=2009年夏の甲子園見どころ

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チーム打率4割8分8厘の日大三は徳島北と対戦

【大会4日目】

 第1試合は倉敷商高(岡山)と東北高(宮城)の一戦。2年連続出場の原動力となった投打の中心・岡が東北高の機動力をどれだけ封じ込めるか。第2試合はチーム打率4割8分8厘という驚異的な数字で予選を突破した日大三高(西東京)打線を徳島北高(徳島)の技巧派左腕・阪本がどう抑えるか。第3試合は、新西と藤本の2本柱擁する都城商高(宮崎)と丁寧な投球が持ち味の左腕・佐藤が安定している聖望学園高(埼玉)の一戦。第4試合は名門熊本工高(熊本)の左腕エース月田と三重高(三重)のスラッガー宮武の対戦がカギを握る。

【大会5日目】

 第1試合は智弁和歌山高(和歌山)と滋賀学園高(滋賀)という近畿勢同士の対戦。智弁和歌山高のエース・岡田は1年夏から甲子園を経験し、今大会屈指の好左腕だ。第2試合は140キロ右腕・中尾が頼もしい鳥取城北高(鳥取)と強打者・松浦が中心の札幌第一高(南北海道)の一戦。第3試合から2回戦に入る。県岐阜商高(岐阜)と山梨学院大付高(山梨)はともにエースの名前が山田。どちらも安定感があるだけに、少ない好機をものにした方が勝利に近づく。

“ドクターK”山田が帝京打線に挑む

【大会6日目】

 第1試合に優勝候補の一角に挙がるPL学園高(大阪)が登場。予選5本塁打の吉川と聖光学院高(福島)の本格派右腕・横山の対決は注目を集めそうだ。第2試合は左腕・二木が安定している明桜高(秋田)と勝負強さと集中力が光る日本航空石川(石川)が対戦する。第3試合は斉、高橋涼の2本柱で初出場を決めた藤井学園寒川高(香川)と武石や吉田ら好打者をそろえ夏の甲子園初勝利を狙う日本文理高の一戦。第4試合は右腕エース・崎田が安定している立正大淞南高(島根)と昨春の選抜で慶応高を破って旋風を巻き起こした華陵高(山口)という隣県同士の対戦となった。

【大会7日目】

 東農大二高(群馬)は187センチの大型捕手・町田と左腕・加藤のバッテリーを軸に、6年連続甲子園出場と大舞台を知り尽くしている青森山田高(青森)に挑む。第2試合は敦賀気比高(福井)と帝京高(東東京)の好カード。県大会記録を更新する49三振を奪った左腕・山田が6試合63得点の帝京打線をどう抑えるか。平原ら140キロ右腕を5枚擁する帝京投手陣に対して、打線が山田をバックアップしたい。甲子園準優勝の経験がある樟南高(鹿児島)は常総学院と九州国際大付の勝者と対戦する。空知−原の継投が上位進出のカギを握る。

<了>

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