ナダル「大切なのはポジティブに考えること」=全仏テニス
全仏オープンテニス第2日、史上初となる大会5連覇を狙うラファエル・ナダル(スペイン)は男子シングルス1回戦をストレート勝ちで突破した 【Getty Images】
以下、試合後のコメント。
大会連覇中も「初戦はベストなプレーで臨んだことはない」
ローランギャロスでの初戦はいつだって厳しい。いつもタフな試合になるし、それは普通のことだよ。この4年、初戦はいつも自分のベストなプレーで臨んだことはない。でも大切なのは、ポジティブに考えることと、勝てるようにトライすること。それで僕は勝ったんだ。それって大切だよ。3セット目はいくつか良いプレーもできていた。
――昨日、少しナーバスになっていると言っていたが、コートを歩いている時にはどのように感じた?
それほどでもなかった、試合の始めのほうはちょっとナーバスな感じだったけれど。コートが大きく感じられ、試合が始まってもなじめなかった。でもストレートで勝てたから、これはとても良いことだよ。だけど、もう少し簡単に勝つべきだった。(第1セット)5−4の時にサーブを打ったが、早くに勝てるチャンスを逃がしてしまった。それは、厳しい試合だったから。
――今日の対戦相手マルコス・ダニエルについて?
分からない。ただ彼のバックハンドは、フォアハンドよりも良いってのが僕の意見だね。
初戦は苦戦したが、「今から改善していくこともできる」
彼が偉大なチャンピオンというのは確実だね。彼には素晴らしい実績がある。だから彼との対戦は毎回楽しみなんだ。でも次はまだ2回戦、まだだよ。
――昨年や一昨年に比べて、今年は気温が暑くないですか? 気候コンディションについてはどう考えていますか?
良いと思う。雨の中や寒い中でプレーをするよりも、僕はこっちの方が好きだね。
――身体面を昨年と比べるとどうか?
また比較、身体面? 昨年と比べたくない。昨年のことは覚えていないんだ、一年前のことだよ。
でも調子は良いよ。昨年は良いプレーができなかった試合があったけれど、少しずつ調子を上げた。
今年は良いスタートを切られなかった。もちろん良いスタートを切りたかったけれど、このトーナメントは長いから、今から調子を上げていくことも、改善していくこともできる。
――良いプレーができていなかったと感じたところは?
足が動いていなかった。足を生かしたプレーができなかった。だけどすぐに打ち返さなければいけないし、スポーツではすぐに状況が変わるもの。その時、その時を大切にしなければいけない。もし良いプレーをしたならば、次のボールをコントロールすることができるだろうけど、今日ははっきりしない試合だった。だから改善が必要な試合だった。
<了>
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