3度目の出場となる石川「自信を持って試合に臨む」=世界卓球 直前インタビュー
16歳にして3度目の世界選手権に臨む石川。地元開催の大会で、成長の証を見せる 【スポーツナビ】
16歳にして3度目の世界選手権出場となる石川佳純(ミキハウスJSC)。2007年の世界選手権(クロアチア・ザグレブ)で14歳3カ月の史上最年少記録で初出場を果たすと、その後も日本を代表する選手としてメキメキ力をつけてきた。“愛ちゃん2世”と呼ばれた天才卓球少女に、世界選手権への意気込みを語ってもらった。(構成:スポーツナビ)
パワーで勝る世界の強豪に対して、打点の早さで勝負すると語る石川 【スポーツナビ】
日本開催のメリットは、いろんな人が応援してくれると思うし、たくさんの方に試合を見に来てもらい注目してもらえると思うので、自分も頑張れます。
――プレッシャーはないですか?
プレッシャーというよりも、うれしい気持ちの方が大きいですね。日本でジャパンオープンが行われるときも、いつもより成績がいいので。これも日本でやっているからなんだろうなと思います。
――石川選手の最大の武器は?
バックハンドなどの打点が前より早くなってきたので、パワーのある選手に対して打点の早さで勝負していきたいです。
――それは今までの経験から反省する点があったから直したのですか?
はい、そうです。パワーのある選手が多い中で、私はその人たちに比べてパワーがありません。だから、もっと打点を早くして、早くボールを打ち返せれば、相手も十分な体勢で打ち返すことができないので、そういうところを練習してきました。
――具体的にはどんな練習をしてきましたか?
前はサーブと得点パターンの練習を区別してやっていました。今は、試合のようにサーブから3球目、5球目で攻撃するところまでの流れを1セットとして、しっかり練習しています。
――去年の自分と違うところは?
前よりコース取りとか打点とかを意識して練習するようになりました。
――日本代表に選ばれている事はどう受け止めていますか?
日本代表は、日本の中で10人ぐらいしか選ばれないので、出させてもらうからには自分は勝たなければいけないと思っています。
初めて代表に選んでもらったときは、「私はここにいても大丈夫なのかな」と最初から最後まで思っていました。今は選んでもらえてうれしいので、しっかり勝たなきゃいけない、勝ちたいなと思うようになりました。
――周りからの期待も感じますか?
世界ランクもそこまで高くないのに3種目に出場させてもらったり、実力以上のことをやらせてもらったりしているので、努力して結果を出し、恩返ししたいです。
――シングルに向けての心構えは?
いい練習をして、自信を持って試合に臨むことです。「強い選手がたくさんいるから、勝てないかもしれない」と思うと、絶対に勝てないと思うので、自信を持って大丈夫だと思えるような練習をし、試合に臨みたいです。
――今回の世界選手権ではどんなところを見てほしいですか?
思い切ったいいプレーをたくさんしたいので、そういうプレーを見てほしいです。
――世界卓球での目標は?
3種目に出場させてもらうので、どの試合でも自分より世界ランクが高い人に勝ちたいです。
――メダル獲得は?
レベルが高いのでメダルを取る事はすごく大変な事だと思うのですが、1戦1戦頑張っていきたいです。
<了>
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