スペシャルオリンピックス冬季世界大会開幕へ 日本選手団が結団式
橋本壮史(スノーボード)
7名のアスリートと1名のコーチがチームを代表して抱負を語った 【岩本勝暁】
三島正人(スノーシューティング)
小山紗百合(スピードスケート)
酒井智佳恵(スノーボードヘッドコーチ)
高円宮妃殿下
日本全国それぞれの地域でスポーツを通して交流しておられることはとても素晴らしいことだと思います。今回の冬季大会には、全国24の都道府県から87名の日本選手団が参加すると伺いました。ユニホームの発表もありましたが、とても格好いいユニホームです。また、きょう皆さんが召している富士山と桜がついた赤いジャパンのユニホームもとても似合っていらっしゃいます。そのユニホームに誇りを持って、日ごろの練習の成果を存分に発揮され、友情をはぐくみ、世界の皆さんとの交流をぜひ深めてきてください。
為末大(プロ陸上競技選手)
結団式に駆け付けた為末大選手(右)と2007ミス・ユニバースの森理世さん 【岩本勝暁】
森理世(2007ミス・ユニバース)
細川佳代子(認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本 名誉会長)
1993年、オーストリアで行われた冬季世界大会に、熊本からたった2人の少年アスリートがスケートで参加しました。役員とコーチが3名、合わせて5名が日本代表として熊本から旅立ちました。応援団は2人のアスリートのお母様と私とボランティアのお医者様と青年の5名。つまり日本から旅立ったのは10名でした。私にとって初めての世界大会では、言い表すことのできない素晴らしい感動をたくさん体験しました。この素晴らしいスペシャルオリンピックスの活動を熊本だけでなく日本中に広めるまでがんばろう。必ずやこの世界大会を日本で開催するまでがんばろうと決意しました。ちょうど16年がたちました。スペシャルオリンピックスの5名の選手団は87名になってアメリカに旅立ちます。
こんなにスペシャルオリンピックス日本は成長しました。なぜここまで成長したかというと、やはり主役はアスリートたちです。アスリートの皆さんが私たちの活動の主役だから、みんなが笑顔になるんです。皆さん、ベストを尽くしてきてください。そして一回りも二回りも成長した皆さんに、日本でまたお会いできるのを楽しみにしています。皆さん、がんばってきてください。
<了>