遠藤、山口、安田らG大阪選手コメント=クラブW杯

スポーツナビ

MF遠藤保仁

アデレード―G大阪 前半、先制点を決め喜ぶG大阪・遠藤=豊田スタジアム 【共同】

「マンU戦は持っているものをすべて出さないといけない」

 非常に厳しい戦いだったけど、勝てて良かった。どんな内容でも勝つことを第一に考えていたし、それをチームとして達成できて満足している。(今日は)コンディションも、みんな体が重たかったし、動き出しも遅いと感じていた。厳しいプレスがかかればかかるほど、動き出しも早くしないといけないし、運動量も増やさないといけない。
 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は世界一のチームだと思っているので僕らがやらないといけないことが一つでも欠けると結果は出ない。持っているものをすべて出さないといけない試合になる。(相手の強力DF陣に)止められても狙い続けることも大事だし、それによって中盤が空くこともある。ゴールから逃げるプレーではなくて、ゴールに向かうプレーをダメでもどんどんやり続ければそのうちチャンスも来る。僕自身もイングランド人やポルトガル人が多いチームと対戦したことがないので楽しみ。個でもそうだけどチームとしても成長しないといけない。

DF山口智

「やられていてもおかしくなかった」

 結果が出たのでそれを前向きにとらえたい。(過去2回と違い)今日のアデレードは一番手ごわかったし、こういう試合になると思っていた。お互い決定機を外しながら、向こうも僕らの嫌なプレーをしてきたのでもう少し落ち着いてボールを回せれば良かった。何回か前半からチャンスがあって、(点を)取れればと思っていたが、そんなに簡単にはいかないし、運も味方してくれた。それが大きかった。やられていてもおかしくなかった。もう一回準備して次に備えたい。(終盤のパワープレーは)あれはしょうがない。(1点という)点差もあるし、相手が人数を前にかけてきていたから。ただ、もう少し自分たちのボールの時にコントロールしてゴール前でキープできれば良かった。相手が出てきている分カウンターが決まりやすくなったが、(点を)取り切れなくて、またカウンターを受ける流れになっていた。
 次は今日みたいな試合をしていたら試合にならないと思う。もう一度自分たちのサッカーができるように準備しないといけない。何もなくすものはないし、思い切ってぶつかれれば後悔もしない。そういう気持ちを持って準備したい。試合をやる以上は勝ちにいきたい。

MF安田理大

「ちょっと焦ってしまった」

 いつもと違ってちょっと焦ってしまったのかなと。相手のプレッシャーはACL(AFCチャンピオンズリーグ)決勝の2試合とは比べものにならないぐらい速かったし、ちょっとびっくりしたところもあった。世界のこういう大会になればやってくるとは思っていたけど、予想以上だった。前半のうちに先制点を取れたことが大きくて、相手が焦ったというのもある。逆に後半は押し込めたけれど、あそこで点を取れていればほぼ決まっていたと思う。相手も結構蹴ってきたけれど、90分を通して集中して守れた。けが人も出たけれど、バックアップのメンバーもモチベーションは高いと思うし、次の相手は“鬼のチャレンジャー精神”を持ってちょっとしたすきを突かないとやられると思う。

FWルーカス

「ようやくマンUのことを話せる」

 難しい試合だったけど、勝てたことは本当にうれしい。相手のアデレードも僕らが分かっているので、しっかりと落ち着いて勝つことだけを考えて試合に入った。最初はお互いにいいプレッシャーをかけ合っていたし、拮抗(きっこう)していたと思う。ただ、僕たちが先制してからは、何度かチャンスを作れていたが、残念ながらそこで決め切ることができなかった。これでようやくマンUのことを話せるね(笑)。世界でも最高のチームの一つで素晴らしい選手たちがたくさんいるチームと対戦できるわけだけれど、今度の試合に関しては勝たないといけないという責任みたいなものは彼らにのしかかる。僕らは落ち着いて試合に入ることが大事になる。

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