武豊、四位洋文ら追い切り会見=第27回GIジャパンカップ

スポーツナビ

「いい形で臨める」と手応えを語った武豊騎手 【スポーツナビ】

 第27回GIジャパンカップ(25日、東京競馬場)に向けた最終追い切りが21日に滋賀県栗東トレーニングセンターで行われ、天皇賞春・秋を制し日本の総大将として臨むメイショウサムソン(牡4=高橋成厩舎)、春のグランプリGI宝塚記念馬アドマイヤムーン(牡4=松田博厩舎)、64年ぶりに牝馬として日本ダービーを勝利したウオッカ(牝3=角居厩舎)、重賞連勝で勢いに乗るインティライミ(牡5=佐々木昌厩舎)ら、有力馬がそれぞれ体調万全をアピールした。
 追い切り後にはメイショウサムソンに騎乗する武豊、ウオッカに騎乗する四位洋文、アドマイヤムーンに騎乗する岩田康誠、インティライミに騎乗する佐藤哲三が共同記者会見に出席。世界のホースマンが注目するジャパンカップへ向けての意気込みをそれぞれ語った。

武豊「JCダブル制覇できるように、日本代表として頑張る」

調整について確認し合う武豊騎手(左)と高橋成忠調教師 【スポーツナビ】

――今朝(21日)のメイショウサムソンの最終追い切りの感触はいかがでしたか?

武豊 すごくいい動きだったので、安心しています。

――高橋成忠調教師からはどのような指示を受けていましたか?

武豊 併せ馬で、ある程度強めに追ってほしいという指示でした。いい追い切りができたと思います。

――仕上がりに関してはいかがでしょうか?

武豊 天皇賞(秋)の時もいい状態だと思っていたんですが、今回も状態に関しては問題ないですね。

――その天皇賞ですが、振り返ってみて調教で乗った感触とレースでの感触の違いなどは感じましたか?

武豊 天皇賞は強かったですね。当然、レースではさらに強いなと感じました。

――勝った後はジャパンカップに向けて大きな手応えをつかんだのではないでしょうか?

武豊 レースが完勝でしたし、あらためて強い馬だと思いましたから、当然「次も」という気持ちになりましたね。

――レース本番でのイメージはもうできているのでしょうか?

武豊 ダービー馬ですし、その時と同じ距離・コースですからね。前回(天皇賞・秋)もあれだけの競馬をしてくれたわけですから、あまり細かいことは考えていません。今はレースに向けていい形で臨めるなと思っています。

――今回勝てば昨年のディープインパクトから連覇、武豊騎手自身はジャパンカップ通算3勝目となります。

武豊 これだけの馬ですから、日本代表として期待に応えたいですね。

――また、土曜のジャパンカップダートで乗るヴァーミリアンも有力馬の1頭ですから、勝てばジャパンカップのダブル制覇ですね。

武豊 そうなればいいですね。日本代表として頑張ります。

四位「すごい力を秘めている馬。いい競馬を見せたい」

ウオッカの底力に期待を寄せる四位騎手 【スポーツナビ】

――ウオッカのジャパンカップ出走が正式に決まりました。

四位 はい、良かったです。

――今朝(21日)の追い切りに関しての感触はどうでしたか?

四位 今朝は坂路で。ああいうアクシデント(※)があって馬を緩めていたので、いつもよりハードに追ってくれという指示でした。いいラップで行くことができましたし、動きに関しては問題ないですね。

※11月11日のGIエリザベス女王杯で、右寛ハ行により、レース当日朝にレース回避となった。

――エリザベス女王杯前の状態と比べても問題なさそうですか?

四位 はい。前回と比べても問題ないです。まあ、大丈夫だと思いますね。

――今回は春に勝った日本ダービーと同じ舞台になります。四位騎手自身、今回のジャパンカップに関してどのようなイメージで乗ろうと思っていますか?

四位 舞台はダービーといっしょですし、僕自身、いいイメージを持って乗ることができますね。超一流馬やすごい馬が集まりますけど、何とかウオッカらしい強い競馬を見せてくれたらと思っています。

――ジャパンカップというレース自体にはどのような思いを持っていますか

四位 やっぱり、すごいレースという印象ですね。賞金も高いですしね(笑)。

――それでは最後に意気込みをお願いします。

四位 アクシデントがあって急きょジャパンカップに出走することになって、相手も強いし、そう甘くはないと思いますが、春のダービーが強い勝ち方をしてくれましたからね。3歳牝馬ですけど、すごい力を秘めている馬。いい競馬を見せたいですね。


<岩田、佐藤哲コメントへ続く>

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