早実は明徳義塾と初戦、強豪対決も実現 第89回選抜高校野球大会組み合わせ

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第5日第2試合の対戦に決まった早稲田実・清宮主将と明徳義塾・山口主将 【写真は共同】

 第89回選抜高校野球大会(3月19日〜12日間/兵庫・甲子園球場)の組み合わせ抽選会が10日9時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われ、各校の初戦16試合の組み合わせが決定した。また、選手宣誓は出場32校の主将から抽選で、作新学院高の添田真聖主将に決まった。

 以下、日程ごとの見どころを挙げていきたい。

初日:3月19日

第89回選抜高校野球大会トーナメント表 【スポーツナビ】

 開幕カードは至学館(東海/愛知)と(中国/広島)の一戦。春初出場の至学館は秋の県大会以降の公式戦10戦中5戦がサヨナラ勝ちという勝負強さを発揮したい。一方の呉は春夏通じて初出場。公立校らしい堅実な試合運びで勝利をつかめるか。

 第2試合は日大三(東京)と履正社(近畿/大阪)の優勝候補同士の対戦が実現。両校とも金成麗生、安田尚憲という大会屈指のスラッガーを擁する。ともにチームとしての総合力が高く、白熱したゲームが展開されそうだ。

 第3試合は「春連覇」を狙う智弁学園(近畿/奈良)が登場。昨春の優勝を知る福元悠真主将が今大会も中心を担う。最速149キロ右腕・山口翔を擁する熊本工(九州/熊本)と対戦する。

第2日・3月20日

 第1試合は高岡商(北信越/富山)と盛岡大付(東北/岩手)が対戦。高岡商は49年ぶりのセンバツ1勝を目指す。盛岡大付は昨夏の甲子園で高田萌生(創志学園/現巨人)から本塁打を放った植田拓のバットに注目だ。

 第2試合は報徳学園(近畿/兵庫)vs.多治見(21世紀枠/岐阜)。今大会限りの退任を表明している報徳学園・永田裕治監督は有終の美を飾ることができるか。21世紀枠の先陣を切って戦う多治見は、はつらつとしたプレーを見せたい。

 第3試合は中村(21世紀枠/高知)と前橋育英(関東/群馬)の一戦。中村は“二十四の瞳”で躍進した1977年以来の出場。今回は16人の選手で聖地に舞い戻る。2013年夏の覇者・前橋育英は意外にも春は1勝もしておらず。まずは白星を挙げ、波に乗りたい。

第3日・3月21日

 第1試合は3季連続の甲子園出場となる創志学園(中国/岡山)と、26年ぶりの出場を果たした福岡大大濠(九州/福岡)が激突。創志学園・難波侑平と福岡大大濠・三浦銀二の好投手同士の投げ合いが今から楽しみだ。

 第2試合は注目の右腕・金久保優斗を擁する東海大市原望洋(関東/千葉)が滋賀学園(近畿/滋賀)と対戦。金久保は1年先輩の島孝明(現千葉ロッテ)に勝るとも劣らない才能の持ち主で、切れ味鋭いスライダーは一見の価値がある。

 第3試合は健大高崎(関東/群馬)vs.札幌第一(北海道)。卓越した走塁で「機動破壊」のイメージが持たれる健大高崎だが、今回のチームは投手陣の厚さが最大の持ち味。2年連続出場の札幌第一は春1勝を挙げたい。

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