早実は明徳義塾と初戦、強豪対決も実現 第89回選抜高校野球大会組み合わせ
第5日第2試合の対戦に決まった早稲田実・清宮主将と明徳義塾・山口主将 【写真は共同】
以下、日程ごとの見どころを挙げていきたい。
初日:3月19日
第89回選抜高校野球大会トーナメント表 【スポーツナビ】
第2試合は日大三(東京)と履正社(近畿/大阪)の優勝候補同士の対戦が実現。両校とも金成麗生、安田尚憲という大会屈指のスラッガーを擁する。ともにチームとしての総合力が高く、白熱したゲームが展開されそうだ。
第3試合は「春連覇」を狙う智弁学園(近畿/奈良)が登場。昨春の優勝を知る福元悠真主将が今大会も中心を担う。最速149キロ右腕・山口翔を擁する熊本工(九州/熊本)と対戦する。
第2日・3月20日
第2試合は報徳学園(近畿/兵庫)vs.多治見(21世紀枠/岐阜)。今大会限りの退任を表明している報徳学園・永田裕治監督は有終の美を飾ることができるか。21世紀枠の先陣を切って戦う多治見は、はつらつとしたプレーを見せたい。
第3試合は中村(21世紀枠/高知)と前橋育英(関東/群馬)の一戦。中村は“二十四の瞳”で躍進した1977年以来の出場。今回は16人の選手で聖地に舞い戻る。2013年夏の覇者・前橋育英は意外にも春は1勝もしておらず。まずは白星を挙げ、波に乗りたい。
第3日・3月21日
第2試合は注目の右腕・金久保優斗を擁する東海大市原望洋(関東/千葉)が滋賀学園(近畿/滋賀)と対戦。金久保は1年先輩の島孝明(現千葉ロッテ)に勝るとも劣らない才能の持ち主で、切れ味鋭いスライダーは一見の価値がある。
第3試合は健大高崎(関東/群馬)vs.札幌第一(北海道)。卓越した走塁で「機動破壊」のイメージが持たれる健大高崎だが、今回のチームは投手陣の厚さが最大の持ち味。2年連続出場の札幌第一は春1勝を挙げたい。