クラブW杯で感じてほしいサッカーの魅力 倉敷保雄が実況に込める思いとは?

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サッカーは世界中で楽しまれている。クラブW杯は世界とのつながりを感じる機会だ 【写真:ロイター/アフロ】

 サッカー中継で実況アナウンサーを務める倉敷保雄さんは、毎週末、数多くの試合を担当している。「フットボールがフットボールの話しかできなくなってしまったらつまらない」と語る彼は、中継中にサポーターの話や食文化の話、映画や音楽などさまざまな話題を盛り込む。そこにはどんな意図があるのか。

 今回はクラブワールドカップ(W杯)で来日中のレアル・マドリーを例として、“クラッキー(倉敷さんの愛称)”に、倉敷流のフットボールの楽しみ方や魅力を語ってもらった。普段の実況では準備した情報の1割程度しか使っていないという彼のフットボールの見方を知ると、18日に行われるクラブW杯決勝をより楽しめるかもしれない。

フットボールは万能な、世界共通言語

――レアルの試合を実況する際に気を付けていることは何ですか?

 レアルは「スポナビライブ」でほぼ毎週ピックアップされているので、前節とのつながりを伝える連載的な実況を意識しています。「前節はこうでした」というあらすじから入ったり、「この選手は今季こんなことがありました」みたいな話をします。続けて見る楽しさを視聴者の方に届けたいと思っています。

――倉敷さんは食文化の話など、ピッチ外の情報を盛り込んで中継されます。どんな意図があるのでしょうか?

 それらがフットボールの魅力だからですね。
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