【アイスリボン】藤本つかさらがサンリオ内で大暴れ! 最後はキティちゃんと一緒にダンス

スポーツナビ

アイスリボンがサンリオピューロランドでは初となるプロレスを開催した 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 女子プロレス団体アイスリボンの「おでかけプロレス in サンリオピューロランド」が22日、東京都多摩市にあるテーマパーク「サンリオピューロランド」内の知恵の木ステージで開催された。

 同イベントは、ピューロランドの「こすぷれふぇすた6 in サンリオぴゅーロランド25th」のスペシャルコンテンツとして行われ、同会場ではプロレス初開催となった。
「こすぷれふぇすた」という名の通り、テーマパーク内には様々なコスプレに扮したお客さんや家族連れが大集合。その中央にあるイベントステージの前に、ブルーのマットを敷いて、アイスリボンのおでかけプロレスらしいリングで戦うことになると、周囲には多くの人が足を止め、選手たちの激しく楽しい戦いを観戦することになった。

まずは自己紹介とルール説明から

MCのYutaさんが会場を盛り上げる。選手たちはサンリオキャラクターのカチューシャなどをつけて登場 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 試合前、MCを務めるサンリオの「Puro D★E(ダンサー&エンターテイメント)」の増田豊さん(Yutaさん)が、ハイテンションで会場を盛り上げると、小さな子供から、野太い声の大人まで、ワクワクした気持ちで選手たちの登場を待つ。藤本つかさ、松本都ら10人の選手が入場すると、会場からは大きな拍手が起こった。

 まずは自己紹介からということで、Yutaさんが「この中に高校生のレスラーもいるんですよね?」と問いかけると、藤本が「誰か当ててみてください」と逆クイズ。するとYutaさんは、迷わず星ハム子を選択。これで会場は大爆笑となり、つかみはOK。その後に選手それぞれが自己紹介していき、試合前のルール説明が行われる。(ちなみに、自己紹介の際、ハム子が「34歳で14歳の子供がいます」と話すと、会場からは軽いざわめきがあった……)

プロレス初観戦の方も多いということで簡単なルール説明から 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 藤本が「初めてプロレスを観る人は手を挙げてください」と言うと、会場の半分ぐらいが挙手。特に小さな子供は、ほとんど初観戦のようで、興味津々の様子。そういう子供たちにも解りやすく、「3カウント」「ギブアップ」「反則(ヘアーと噛み付き)」を実際のアクションとともに説明し、早速試合開始のゴングが鳴らされた。

所狭しと場外乱闘! 最後はつくしが試合を決める

みんなで押し合い! 最後はハム子が全員をなぎ倒す 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 試合はエニウェアルールの10人タッグマッチ。青コーナーにはくるみ、ハム子、松屋うの、長崎まる子、テキーラ沙弥、赤コーナーには藤本、松本、つくし、宮城もち、弓李の5対5で分けられた。最初に登場したのはくるみとつくし。ロックアップで押し合うと、押し込まれまいとメンバーが1人1人後ろから加勢。10人目に加わったハム子が、全員を押し込むパワーを見せると、会場から大歓声。

ステージからのダイビングボディーアタック 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 そして藤本がくるみをヘッドロックで捕らえ、「場外へ行くぞー」と宣言をすると、一斉に全員が会場の各所で場外乱闘。藤本は2階に上がると、1階へ落とされそうになるが、これは何とか回避。弓李は私物の白いポシェットを持ち出すと、中からアメを取り出して、会場の子供たちに「ハッピーハロウィーン」と言いながら配ってまわる。さすがにこれには臨時レフェリーをしていた世羅りさから、「試合をしなさい!」という注意が入る場面も。

Yutaさんも巻き添えを食らうが反撃するシーンも! 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 そんな中、何気に一番被害を被ったのが、MCのYutaさん。リングサイドで試合を見守っていたら、選手に捕まえられて胸板に逆水平チョップを食らう。さらに逃げ回っても追ってくる選手に捕まえられ、最終的にはボロボロな状態になっていた。

ダブルのウラカンラナを決める 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 ステージや階段を使ったダイビングボディープレス、つくしのハルカゼ、藤本の卍固め、もちのアルゼンチンバックブリーカー、つくしと藤本が同時にウラカン・ラナを繰り出すなど、大技の1つ1つに会場から大きな歓声が上がり、最後はつくしがハム子をタイガースープレックスホールドでとらえて3カウントを奪った。

卍固めなど技が決まる度に会場から大きな歓声が送られる 【写真:SHUHEI YOKOTA】

苦しめられる藤本を観客の女の子が助けようと前に出る! 【写真:SHUHEI YOKOTA】

つくしが試合を決め、勝ち名乗りを上げる 【写真:SHUHEI YOKOTA】

「女子プロレス界のキティちゃんに!」

最後はキティーちゃん、観客の子供たちと一緒に『カラダヨロコブ体操』をダンス! 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 大熱狂の中で試合を終えると、藤本は「私たちは殴ったり蹴ったりしても鍛えているから大丈夫です。みんなはマネしないでね。もしどうしても蹴りたい場合は、女子プロレスラーになってね」と小さな子供たちにメッセージ。そしてその後は「キティちゃんと踊りたい!」と希望を伝えると、キティちゃんがステージに登場。アイスリボンの選手、会場の子供たちがみんなで一緒に『カラダヨロコブ体操』を踊って、大盛況の中、イベント終了となった。

藤本が小学生時代好きだったというおさるのもんきちと記念撮影。なくした消しゴムをこの後買いに行きたいと話した 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 今回の感想として藤本は、「私、今回のサンリオさんとのイベントに出て、目指すものが決まりました。キティちゃんが来た瞬間に子供たちがすごく笑顔になったのですが、あの笑顔を見て、キティちゃんが笑顔にしたんだと思いました。なので私たちは、女子プロレス界のキティちゃんになろうというのを目標にします」と、新たな野望を宣言。プロレス初観戦のお客さんが多い中で、どんな試合を見せるか悩んだとも話すが、「いつも通りのアイスリボンが一番いいなと思ってやりました。(試合が盛り上がったことで)今後もアイスリボン、自信を持って試合をしていく自信がつきました」と目を輝かせた。
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