広島・緒方監督、黒田らが優勝会見「交流戦から力がついてきたのを実感」
25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした広島。緒方監督らが優勝会見で喜びを語った 【写真は共同】
緒方監督「感謝の気持ちでいっぱい」
緒方監督 うれしいという気持ちより、感謝の気持ちでいっぱいになりましたね。本当に選手の頑張り、その選手を支えるコーチ、裏方さんの頑張り、そして何より、ファンの声援ですかね。本当に1年間、頑張ってくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。
――胴上げの瞬間というのは、どういう気持ちでしたか。
緒方監督 本当に、最後の最後に決まるまでね、本当にヒットを打たれるんじゃないかとか、ホームランを打たれるんじゃないかとか、アウトになる瞬間まで、本当に信じられなかったですけど。その瞬間は、決まったという思いだけです。
黒田「今日は運があった」
勝てば優勝が決まる巨人戦に先発した黒田。6回3失点で9勝目を挙げ、チームを優勝に導いた 【写真は共同】
黒田 まずはホッとしたという感じと、今日は先発だったので、なんとか勝って優勝を決められて良かったです。
――優勝を決めた試合で先発して勝利した。これはやはり普段の勝利とは違いましたか。
黒田 できるなら、自分の試合で決まるか決まらないかというのは、あまりしたくなかったんですけど、普段はあまり運がないかなと思っていたんですけど、今日に関しては運があって、こういう形で決められて良かったと思っています。
――試合が終わる直前までは、ベンチでずっとご覧になっていて、表情が変わらなかったんですけど、優勝が決まった瞬間は変化はどうでしたか。
黒田 いろいろ考えることがありましたし、いろいろこみ上げてくるものがありました。
新井「黒田さんを見て号泣した」
チーム復帰2年目で優勝を果たした黒田と新井は号泣 【写真は共同】
新井 夢みたいですね。うれしいです。
――最後はランナーがいる中で、ファーストの守備でいましたが、あの時は気持ちは?
新井 9回に守備に就いた時に、あと3つのアウトで決まると思って、ツーアウトになって、グッとこみ上げてくるものがあったんですけど、ツーアウトから中崎(翔太)くんがヒットを打たれた時に、また現実に戻りました。
――優勝が決まった瞬間は、黒田さんをはじめ、チームメイトと抱き合う姿がありました。
新井 ゲーム差はありましたけど、正直、すごくしんどかったので、いろんなことが、苦しかったこと、悔しかったことが頭の中を駆け巡って、また黒田さんが、号泣されている姿を見て、僕も号泣しました。
丸「昨秋の練習が報われた」
丸 昨年の秋のキャンプに、今までにないぐらいものすご練習をやってきたんですけど、その練習が報われたなとしみじみ感じました。
――ゲームセットの時の感情は。
丸 9回に、アウトを一つずつ取るたびに、思いがこみ上げてきて、最後に優勝が決まった瞬間は、うれしかったですね。
――球場にいるファンの皆さんを見て、そう感じましたか。
丸 やっぱりあれだけたくさんのファンの方々か、僕たちを支えて応援してくださったので、なんとかその思いに答えることができて、ホッとしている部分があります。
菊池「優勝の瞬間は真っ白」
菊池 味は自分のつばの味しかしないんですけど、優勝が決まった瞬間は真っ白になりました。
――真っ白というのは、初めての体験ですか。
菊池 そうですね、はい。
――決まる直前まで、テレビで表情を見ていると、あまり変わりないようにも見えたのですが。
菊池 いつもと全く、僕の中では変わらなかったです。
――マジックがついてからも、実感はないということでしたが、優勝が現実になって改めてどうですか。
菊池 本当に、全然訳のわからない感じになって、みんなで抱き合った時に実感しました。
――菊池選手の涙を見たのは時初めてという方が多いと思いますが。
菊池 さっき新井さんも言ってましたけど、黒田さんが泣いていたので、もらい泣きして、これは黒田さんの涙があってのことです。