【大日本プロレス】 星野が伊東破り涙のデスマッチ王座戴冠 岡林が新鋭・神谷に敗れ王座転落
41歳の星野が初戴冠
ともに初戴冠となった星野勘九郎(左)と神谷英慶 【前島康人】
メインイベントのBJW認定デスマッチヘビー級選手権試合では、「スキャフォールドGショックデスマッチ」として、「デスマッチドラゴン」の異名をとる王者・伊東竜二に星野勘九郎が挑戦。41歳の星野が、涙の初戴冠を成し遂げた。
伊東は開始早々、約5メートルの通路の上からのテーブルクラッシュ 【前島康人】
なおも伊東はブロック、竹刀、サボテン、イスなどのアイテムを使用すると、10分過ぎには高さ3メートルはあるスキャフォード(足場)の上からの超雪崩式フランケンシュタイナー。さらにドラゴンスプラッシュ、塩とたたみかけ、注射器を取り出すも、星野はこれを奪い取り、伊東の口に突き刺してみせる。注射器を刺したままの伊東に、星野は有刺鉄線を巻いた鉄製階段を載せてのセントーン。さらに、伊東が作った装置を奪い、パワーボムで投げつける。伊東はならばと形勢逆転をはかるべく、スキャフォード上でのエルボー合戦を仕掛けるが、星野はこれを拒否し、勘九郎カッターで伊東を場外へ落とし、スキャフォード上からのダイビングセントーンで死闘に終止符を打った。
勘九郎はスキャフォード上からのダイビングセントーンで死闘に終止符 【前島康人】
24歳の神谷が岡林を下し新王者に
24歳の神谷英慶が岡林裕二を破り初戴冠の喜びに震えた 【前島康人】
岡林は昨年の両国大会のメインイベントで関本大介を破り、名実ともにストロングヘビーの頂点に君臨。1年間に渡り、ベルトを守り抜き、他団体でも全日本プロレス、WRESTLE−1のタッグベルトを獲得した。
一方、神谷はデビュー前後からケガに悩まされ、今年4月にも肋軟骨を骨折。それでも、両国のセミにまで這い上がってきた。
岡林をラリアット、バックドロップ2発で巨体をマットに沈めた 【前島康人】
パートナーの浜亮太や若手の仲間たちに祝福された神谷は「僕は取り得も何もないけれど、プロレス、やってて良かった。続けていて良かった。僕がこんなに、強くなれたのは、今までの人生のおかげと、支えてくれた大日本のみんなのおかげと、たくさんの人のおかげ」と初戴冠の喜びに震えた。
ツインタワーズがSMOPを退け初防衛
石川修司、佐藤耕平のツインタワーズがSMOPの浜&曙に勝利 【前島康人】
かつては全日本プロレスのアジアタッグ王者にも輝いているSMOPは、最大の武器である分厚い肉の壁でツインタワーズの猛攻をはね返すと、連係攻撃も曙の突進で吹っ飛ばしてみせる。だが、石川へのサンドイッチプレスが同士打ちとなったことをきっかけに大失速。ツインタワーズはまずは曙を合体ブレーンバスターで戦線離脱させると、孤立した浜に前後左右からエルボーを乱打。石川がバックドロップ、ランニングラリアット、ランニングニーとたたみかけ、初防衛に成功した。
アジアタッグは変態自衛隊が戴冠
全日本プロレスの変態自衛隊こと佐藤光留、青木篤志組が、宮本裕向、木?イサミのヤンキー二丁拳銃のV7を阻止 【前島康人】
ヤンキー二丁拳銃は、息の合った連係から繰り出されるトリッキーな動きで翻弄するも、イサミのフィニッシュ技である勇脚を徹底的にブロックした青木が腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。宮本も佐藤につかまってカットに入れず、ここまでの腕攻めによるダメージの蓄積もあり、無念のギブアップ。Evolutionのボス・諏訪魔も復帰し、勢いづく変態自衛隊が、日本最古のベルトを自分の団体に取り戻し、このコンビで初戴冠を果たした。
アブドーラ・小林組が横浜ショッピングストリート6人タッグ王座を獲得 【前島康人】
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