ロッテ成田翔が目指す“小さな大エース” 昨夏の甲子園を沸かせた左腕の今
昨夏の甲子園を沸かせた“ドクターK”成田。170センチと小柄ながら「小さな大エース」を目指して、ファームで日々練習に励んでいる 【写真=BBM】
「自分の武器は内角の真っすぐ」
高校時代はタテのスライダーを決め球に奪三振ショーを繰り広げた。昨夏の秋田大会は準々決勝の西目高戦で16三振、秋田工高との準決勝は14三振、そして秋田南高との決勝は9三振を奪った。甲子園でも初戦の2回戦、龍谷高戦で16三振をマークしている。
将来のロッテを背負える投手
川越英隆二軍投手コーチは「まだ高卒1年目だからね。体ができていない。そう簡単にはプロの打者を抑えられない」としながらも、「いいものを持っている。将来的には1軍の(先発)ローテーションに入れる。間違いなく将来のロッテを背負っていく投手」と太鼓判を押す。1軍では、今季ここまで先発左腕の勝ち星がない。先発タイプの左投手の出現を球団としても待ちわびている。
「ゲームをつくる投手にならないと1軍に行っても意味がない。(左腕不足は)チャンスだと思うので、1日も早く結果を出したい。勝利に貢献する投手になりたい」と目を輝かせる。端正な顔立ちで、女性ファンが選ぶ「イケメン5(上位5人)」の3位にランクインするほどの人気を誇る。QVCマリンの先発マウンドに上がる日も遠くないかもしれない。
成田翔(なりた・かける)
川越コーチの指導方針
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