ドラ1候補・吉川が日本代表へ奮闘 大型ショート・京田との競演に刺激
日本代表選考合宿に参加している中京学院大・吉川(右)と日大・京田。身体能力を生かしたプレーが身上の吉川と堅実なプレーの京田とプレースタイルは違うものの、お互いを認め合う 【写真=高木遊】
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2日間で5打数無安打と結果出ず
守備では、内野手として選考されている候補選手は「選手には大会中のケガを考慮していろいろなポジションを守ってもらいたい」という横井人輝・日本代表監督の構想のもと、吉川も本職のショートをはじめ、サード、セカンドを守った。この日はサードゴロ、セカンドゴロ、ショートゴロとそれぞれ1回ずつさばいたが、森下翔平(東海大)の痛烈なショートへのゴロを、逆シングルで取りにいき、ヒットにしてしまう場面があった。吉川は「ああいうところでアピールしていかないといけない。ミスがもったいない」と悔やんだ。
5秒88のスピードは貴重な存在
実戦では攻守に結果を残せていないものの、2年冬以来となる日本代表候補合宿で「レベルが高いし、いろいろなリーグの選手と話せる機会はなので自分としては楽しんでいる」と前を向く。「ライバルだし、刺激になる」という京田ともしっかりとコミニケーションを取っているようで、宿舎では馬鹿話で盛り上がっているとのこと。この日はイレギュラーしたセカンドゴロをしっかりとアウトにした京田の守備に「確実にゴロの正面に入っているから対応ができる。常に見て勉強している」と振り返り、自身のレベルアップに余念がない。
選手権の優勝後に「次の目標は日本代表のユニホームを着ること。守備でアピールしたい」と意気込んでいた吉川。「明日は何も考えずやっていきたい」と3日目で本来の能力を発揮し、日の丸のユニホームを身にまとうことはできるのか!?
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