イチローの公式記録訂正の背景とチーム内で高まる存在感
「オイ、今のは内野安打だろう。公式記録員に抗議しろ」
例えば、マリナーズの選手が三塁前にセーフティーバントを試みる。焦って処理した三塁手が一塁へ暴投――。内野安打かと思いきや、スコアボードに「E(エラー)」が点灯すると「ちょっと待て」となる。広報は監督に従わざるを得ず、公式記録員のところへ行って説明を求める。本来、公式記録員に説明責任があるわけではなく、そもそもチーム関係者によるそうした行為はルールで禁じられているが、公式記録員も「こういう理由で判断した」と見解を伝える。
その時点で広報の反論が勝って記録が訂正されることがあるが、そうなれば、今度は相手チームが「ちょっと待て」と詰め寄ることもあり、どちらかが納得いかない場合、最終的には5人によるリーグの委員会に諮られ、記録が確定する。何日かたって、公式記録が変更される背景には、そういう経緯がある。
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