男子競歩、リオ五輪メダル獲得の勝算は? 世界トップレベルの代表6人を分析

折山淑美
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男子6選手がリオ代表に内定

男子競歩のリオ五輪代表が決定。左から松永、高橋、谷井、森岡 【写真:田村翔/アフロスポーツ】

 リオデジャネイロ五輪の最終選考会を兼ねた日本選手権50キロ競歩の翌日4月18日。選考競技会3大会のうち世界選手権を除く2大会で日本人3位以内に入り、派遣設定記録を突破するという条件を満たした男子20キロと50キロ各3選手が、競歩日本代表選手として発表された。

 20キロでは、昨年世界記録保持者になった鈴木雄介(富士通)が故障で選考会出場を断念。その中で、2月の日本選手権で派遣設定記録(1時間20分12秒)を大幅に上回る1時間18分26秒で連覇を果たした高橋英輝(富士通)と、3月の全日本競歩能美大会を1時間18分53秒で制した松永大介(東洋大)の2選手はすでに内定していたが、新たに日本選手権で日本歴代3位の1時間18分45秒を出して2位になった藤沢勇(ALSOK)が代表に選出された。

 一方50キロでは、昨年の世界選手権3位で内定を決めていた谷井孝行(自衛隊体育学校)と、10月の全日本競歩高畠大会で派遣設定記録(3時間45分02秒)を突破する3時間44分27秒で優勝して内定した森岡紘一朗(富士通)に加え、17日の日本選手権で派遣設定記録を突破する3時間44分47秒で、谷井に次ぐ2位に入った荒井広宙(ひろおき=自衛隊体育学校)が代表になった。
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著者プロフィール

1953年1月26日長野県生まれ。神奈川大学工学部卒業後、『週刊プレイボーイ』『月刊プレイボーイ』『Number』『Sportiva』ほかで活躍中の「アマチュアスポーツ」専門ライター。著書『誰よりも遠くへ―原田雅彦と男達の熱き闘い―』(集英社)『高橋尚子 金メダルへの絆』(構成/日本文芸社)『船木和喜をK点まで運んだ3つの風』(学習研究社)『眠らないウサギ―井上康生の柔道一直線!』(創美社)『末続慎吾×高野進--栄光への助走 日本人でも世界と戦える! 』(集英社)『泳げ!北島ッ 金メダルまでの軌跡』(太田出版)ほか多数。

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