【RIZIN】村田夏南子、総合格闘技デビューへ「全部を出した上で勝ちたい」

スポーツナビ

RIZIN.1で総合格闘技デビューをする村田夏南子 【(C) RIZIN FF】

 4月17日(日)に開催される格闘技イベント「トップ Presents RIZIN.1」(愛知・日本ガイシホール)では、レスリング女子55キロ級で2011年世界ジュニア優勝、12年全日本選手権優勝の実績を持つ村田夏南子が、総合格闘技デビュー戦を迎える。

 村田は昨年末のRIZINで参戦を発表。高田延彦統括本部長にリングへ呼び込まれると「今後はレスリングとMMAの二束のわらじを履く」と紹介された。現在はデビュー戦に向け、現DEEPフェザー級王者の横田一則をコーチとして、MMAのトレーニングを行っている。

 今回スポーツナビでは、デビュー戦を控える村田に、試合に向けての意気込みや心境を聞いてみた。

調整は順調 試合に向け追い込み中

デビュー戦に向けて調整は順調に来ていると話す村田 【スポーツナビ】

――いよいよ総合格闘技のデビュー戦が近づいてきました。現在の調子は?

 順調にきています。男子選手と練習をしていて、みんな力が強いので、首とかにちょっと疲れが残っている感じはありますが、けがはありません。今は最終調整で追い込んでいて、試合の2日前まで追い込み、試合に持っていく感じになると思います。

――どんな点に重点をおいて練習していますか?

 自分は打撃の選手ではないので、打撃を出しながらタックルを繰り出す練習をしています。打撃の練習は(総合格闘技の練習を始めるまでは)まったくやってこなかったのですが、最近になって相手にパンチが当たるようになり、少しずつ距離がつかめてきました。

――やはりMMAとレスリングでは距離感が違う?

 レスリングは相手と頭が触れる位置で戦うのですが、打撃があると、その倍の倍ぐらい距離をとっている感じです。

――女子選手とはスパーリングなどをしましたか?

 ほとんどやっていないです。1度、プロの選手とやったことがあるのですが、男性選手に比べるとスピードが違いました。普段一緒に練習している人たちが強いので、コーチによく言われるのは「今はきついけど男子とやっておけば、試合で楽になると思うよ」と言われています。

対戦相手より普段の練習相手の方が強い!?

男子選手とスパーリングをすることで、女子選手が相手になった時に楽に戦えるようにとトレーニングに励む 【スポーツナビ】

――デビュー戦に関してですが、対戦相手がロシアのナタリア・デニソヴァ選手となります。すでに試合映像などは見ましたか?

 映像は見ました。ただ普段やっている練習相手に比べると、そんなに強い印象はないです。

――一緒に練習している選手の方が強い印象だと?

 はい。

――そんな中でも注意したい点は?

 打撃で前に出てくる印象なので、そこは気をつけたいですね。

――戦い方としてはどんな展開を狙いたいですか?

 相手を倒してパウンドで攻める。もしくは関節技で一本を取りたいと思っています。

経験を積んで、いつかは強い選手との対戦へ

経験を積んでいき、いつかは強い選手と戦っていきたいと意気込む 【スポーツナビ】

――今回、レスリングとの「二束のわらじ」でMMA参戦となるが、今後はどのようにやっていきたいですか?

 今後のことはそんなに考えていないです。とりあえず今は総合を頑張っていきたいなと思っています。

――まずは総合でのデビュー戦を頑張り、その先はそれを終えてから考えると?

 はい、そうですね。

――総合の中で戦いたい相手などはいますか?

 とりあえず経験がないので、経験を積んでいき、ゆくゆくは強い選手がいるところで戦いたいなと思います。元々、UFCのロンダ・ラウジー選手に憧れていたので、いつかはそういう選手とも戦いたいです。

――最後となりますが、試合に向けての意気込みをお願いします。

 自分のやってきたこと、できることを全部出したいです。全部を出した上で、ファンの方には面白い試合を見せ、その中でしっかり勝ちたいと思います。

(取材・文:尾柴広紀/スポーツナビ)
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