陸上界の逸材が異国の地で学んだこと 16歳・高松智美ムセンビの米国挑戦記
駅伝ファンには姉・望ムセンビとともに“ムセンビ姉妹”として知られる、高松智美ムセンビ(大阪薫英女学院高)もその1人。高地トレーニングで有名な米国・アルバカーキで、初の武者修行に挑戦した。2020年のヒロイン候補が学んだこととは? 16歳の生の声を紹介する。
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“リラックス”が大事なスピード練習
米国で充実した日々を送る高松(左端)。現地で指導を仰ぐチョクリコーチ(右端)らとともに笑顔でパチリ 【写真提供:高松智美ムセンビ】
こちらの練習でまず思ったのは、日本ではアップやストレッチに時間をかけていて、20分程度は行うのですが、米国ではそこまで長くはないということです。芝生を1周ほど走ってすぐに本格的な練習に入っていきます。
また、スピード練習も違っていました。日本では、走ってから次の1本を走る合間をジョッグでつないでいるのですが、米国ではゆったり間を取って次の1本に入っています。コーチからは「リラックス」という言葉をよく掛けてもらっています。「あまり急いで次々にやると故障につながるから」と。確かにその方が次の1本に落ち着いて入っていけるなと思いました。
現地の高校生とも練習。男子生徒にも懸命に食らいついた 【写真提供:高松智美ムセンビ】