決勝進出へ、欧州選手に強い大島起用も 世界卓球2016 戦力データ分析(7日目)

月刊『卓球王国』
 卓球の世界選手権(団体戦)が5日、マレーシア・クアラルンプールで行われ、世界ランク3位の日本男子は、同16位のイングランドと準決勝を戦う。過去5大会(10年間)では対戦はなかった。

勢いは脅威だが、対応はしやすい

イングランド戦ではヨーロッパ選手に強い大島の起用も考えられる 【写真は共同】

 39年ぶりの決勝進出をかけて準決勝を戦う相手は古豪・イングランド。組み合わせにも恵まれた感はあるが、グループリーグでドイツ、決勝トーナメントでポーランド、フランスとヨーロッパ勢との対戦を接戦で下し、33年ぶりのベスト4進出と今大会のダークホースとなっている。4日のフランス戦では5番最終ゲームまでもつれた大激戦を制しており、その勢いは脅威だが、ドリンコール、ピチフォード、ウォーカーと主力は皆オーソドックスな右シェークドライブ型で、日本としては対応しやすいだろう。

 エースの水谷隼(beacon.LAB)、昨日の香港戦で鮮やかな逆転勝利をあげた吉村真晴(愛知工業大)の起用が濃厚だが、今大会いまひとつ調子をつかめていない丹羽孝希(明治大)に変えて、ヨーロッパ選手に強さを見せる大島祐哉(早稲田大)の起用も考えられる。卓球発祥国でもあるイングランドを撃破し、決勝への切符をつかみ取れるか?

■戦力データ分析
日本vs.イングランド
★★★★☆ 選手層  ★★★☆☆
★★★☆☆ 戦型の幅 ★★☆☆☆
★★★★☆ 経験   ★★★☆☆
★★★★★ 安定感  ★★★☆☆
★★★☆☆ 爆発力  ★★★★☆

※リンク先は外部サイトの場合があります

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

日本で唯一の書店売り卓球専門誌。迫力のある写真で見る大会報道ページ、初心者から上級者まで役立つ技術特集、卓球用具を詳細に分析したグッズ特集など、卓球界のあらゆる情報が満載。これ1冊で卓球界のニュースはまるわかり!

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント