受け継がれる森、野村、仰木の遺産 ビジュアルで指導者の出身球団を考察
(注)出身球団は、現役時代の最長所属球団とする(同年数の場合は出場試合数の多い方を優先)
全体の半数が西武&ヤクルト出身監督
【ベースボール・タイムズ】
そして、その出身球団を見ると、埼玉西武、東京ヤクルト勢が各3人ずつ。東北楽天の大久保博元監督が退任したが、それでも福岡ソフトバンク・工藤公康、千葉ロッテ・伊東勤、埼玉西武・田邊徳雄と、80年代から90年代の西武黄金期を支えた3人が来季も監督としてパ・リーグの覇権を争う。
その一方で、北海道日本ハム・栗山英樹、ヤクルト・真中満、DeNA・ラミレスの3監督がヤクルト出身。特に「真中vs.ラミレス」の元同僚対決は一つの注目点。この他にも、「高橋vs.ラミレス」の元巨人対決、「金本vs.緒方(孝市)」の元広島対決という注目の対戦が何度も展開されることになる。
【ベースボール・タイムズ】
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パ・リーグのみならず12球団で最も自球団出身者が多いのがオリックスだ。今オフにコーチ陣を一新し、酒井勉投手コーチ、田口壮2軍監督など、全体の84%(19人中16人)がオリックス出身者(阪急を含む)。ヘッドコーチにロッテ出身の西村徳文、打撃コーチには広島出身の高橋慶彦と一部で“外様”を登用したが、それ以上に伝統の復活と継承が期待される。
その一方で、楽天は梨田監督の就任で近鉄色を強めると同時に、中日出身の与田剛投手コーチ、ヤクルト出身の池山隆寛打撃コーチなどの外部出身者も積極的に登用。今年までとはまた違った雰囲気になりそうだ。