腰痛予防に簡単ストレッチ “ひねる”運動で痛みを防ぐ

スポーツナビDo

【スポーツナビDo】

“ひねる”動作、やってますか?

 腰痛に悩むみなさんにぜひ役立ててほしい腰痛予防ストレッチ。今回は『ひねる』をテーマにお届けします。

 指導してくださるのは、貴乃花親方考案のシコアサイズやランニング指導を手がけるフィットネストレーナーの内田英利先生。さっそく教えていただきましょう。

「日々の生活で、私たちは“ひねる”という動作を意識する機会がなかなかありません。そうすると、腰や背骨周りの筋肉も凝り固まってしまい腰痛になってしまうんです」

体をひねるストレッチ

【写真1】 【スポーツナビDo】

 そこで効果的なのが以下のストレッチ。まず、写真1のように仰向けに寝て、両ヒザを立てます。このとき、肩をリラックスさせて、首を長く保つようにしましょう。「首の筋肉に緊張も腰痛につながっていくんです」と内田先生。

【写真2】 【スポーツナビDo】

この体勢から、写真2のように両ヒザをゆっくりと横へ倒していきます。無理をせず倒せるところまでで大丈夫です。

【写真3】 【スポーツナビDo】

 そして、“ひねる”運動を増すために今度は、両ヒザを倒している方向と逆方向へ首(顔)を倒します。写真3のような体勢になります。

【写真4】 【スポーツナビDo】

 さらに、写真4のように、ヒザを倒している方向の腕で太腿の横を押さえ、首(顔)を倒している方向の肩は床から上がらないように気をつけましょう。

【写真5】 【スポーツナビDo】

 そこから発展して、写真5のように、上になっている足の股関節を更に曲げ、ヒザから下を伸ばしてみましょう。
 どうでしょうか? これを左右両方向で行えば体がよくひねられると思います。僕個人としてはコレがすごく気持ちいいストレッチでした。

「首や背中周りの筋肉の緊張が腰痛の原因にもなっているので、首、胸、腰の周りの筋肉をひねることでなるべく緩めてあげる。これが腰痛予防につながっていくんです」

“ひねる”ストレッチで腰痛よサラバ! ぜひとも、みなさんお試しください。

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

内田英利(うちだ・ひでとし)

1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒。在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養修士課程を経る。日本成人病予防協会認定講師。全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会(NESTA)認定講師。現在は女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、企業での講演活動・運動指導、トレーナー育成などを行う。フィットネス施設の運営などを行う「フィットネス・ゼロ」代表取締役。パーソナル・フィットネススタジオ「コア・フォレスト」運営責任者。貴乃花親方が考案・監修した貴流運動法を「シコアサイズ」として共同開発。
フルマラソン歴13年、マラソン指導歴7年。ベストタイムは2時間45分01秒。

取材協力 コアフォレスト

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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