ゼロから始めるランニング(3) 40秒で分かる「走る前のストレッチ」

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ラン前の大事なアレ、忘れていませんか?

 経験ゼロから始めるランニング連載第3回。前々回はシューズとウェア、前回はペース、距離などに関する疑問を解決していきました。

 ランニング未経験者が感じている疑問・質問も無事にクリアになったというわけで、さあ、いよいよ走りに行こう!……と、いきたいところですが、ちょっと待ってください。走る前にやっておきたい大事な“アレ”を忘れていませんか?

 スポーツをする前には、ケガの予防のためにも準備運動やストレッチが大事。まして運動自体が久しぶりな人、スポーツ経験がまったくない人が、いきなり体に負荷をかけると、とんでもないケガをしてしまう可能性だってあります。

 そこで今回は“40秒で分かるランニング前のストレッチ”を動画で紹介。レクチャーしてくれるのは前回に引き続き、フルマラソン2時間45分01秒の自己ベストタイムを持ち、マラソンの指導経験も豊富なトレーナーの内田英利先生です。

走る前は動きをつけたストレッチを

 動画の紹介の前に、まず、ランニング前にはどのような準備運動、ストレッチをすればいいのでしょうか?
「じっとして体を伸ばすストレッチではなく、動きをつけたストレッチをするようにしましょう。動きを伴うストレッチをすることで体温、筋温が上昇し、それによりケガの予防、血液循環がよくなる効果が得られます。逆にじっとしたストレッチでは関節や筋肉の柔軟性を高められず、細胞自体も活性化することが難しいんです」

 それでは、どのようなストレッチが効果的なのか。ここからは動画でどうぞ!

“動”と“静”2つのストレッチを使い分けて

 内田先生が補足するには、ここで紹介したストレッチを20〜25回、時間にすれば1分間程度行えばOKとのこと。

 また、ランニング後はこれとは反対に「じっと1つのポーズを取るストレッチが、疲労物質を取り除くのに効果的。1つのポーズを20秒〜30秒取らないと、筋肉に緩もうという命令が出ないんです」ということだ。

 ランニング前の“動”、ランニングの“静”と、2つのストレッチを使い分けてケガのないランニングライフを目指しましょう!

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

内田英利(うちだ・ひでとし)

1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒。在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養修士課程を経る。日本成人病予防協会認定講師。全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会(NESTA)認定講師。現在は女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、企業での講演活動・運動指導、トレーナー育成などを行う。フィットネス施設の運営などを行う「フィットネス・ゼロ」代表取締役。パーソナル・フィットネススタジオ「コア・フォレスト」運営責任者。貴乃花親方が考案・監修した貴流運動法を「シコアサイズ」として共同開発。
フルマラソン歴13年、マラソン指導歴7年。ベストタイムは2時間45分01秒。

取材協力 コアフォレスト

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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