音楽を聞くためのヨガ公演!? つながりを感じる旅「シアターヨガ」

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【提供:シアターヨガ】

「シアターヨガ」と聞いて、何を連想しますか? 「劇場でヨガ?」「ヨガの映画?」。なかなかイメージが湧きにくいかもしれません。実は、ヨガティーチャーの綿本彰さんと、カナダ人のミュージシャンであり、ヨガ講師でもあるウィル・ブランダーフィールドさんが生み出した、新しい形のヨガなんです。

 劇場でウィルさんの歌声を聞きながら、軽く身体を動かしたり、自身の声に耳を傾けることで、ヨガの世界を深めていくシアターヨガ。昨年末に福島で行われた初公演に続き、12月1日には東京・文京シビックホールにおいて、日本で二度目の公演が開催されました。

「シアターヨガ」とは?

ミュージシャンであり、ヨガ講師でもあるウィル・ブランダーフィールドさん 【提供:シアターヨガ】

「軽く目を閉じて、背骨をのんびりと伸ばします。背もたれから背中を遠ざけ、背骨を垂直に。肩の力を抜いて。内側からやわらかい呼吸が湧き起こってきます。頭の中が空っぽに近づいてきます……」

 薄暗がりの会場内にバックミュージックが流れる中、綿本さんの声が響きます。参加者はその声を頼りに、ゆっくりと身体を動かしていき、やがて胸の前で合掌。ピアノの音に合わせてウィルさんが歌い始めると、皆、目を閉じたまま、その透明感のある歌声に耳を傾けます。
 曲が終わると、綿本さんが会場の人に語り掛けます。「私は今日、ウィルの歌と皆さんの心をつなぐ役割をします。ウィルの歌声と皆さんの心、自分の心と隣に座っている誰かの心、そして自分自身と自分の心。そこがつながっていない人が多いんです。つなぐと、聞こえ方が変わってきます。心の在り方、聞き方を変えると、素晴らしい歌がもっと心に響くようになります」

 ここで、音の聞こえ方を変えるためのウォームアップ。音楽に合わせて、背骨を丸くしながらフンッと鼻から息を吐き、胸を反らしながらハッと口から息を吐きます。なかなかのハードワーク。皆、息を切らしながら身体を動かし、準備完了です。

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