ファウルもOK! 野球の原型・クリケット アジア大会オススメ競技をDoしてみた(2)
スポーツナビDoでは、それらの中からオススメ競技をシリーズで紹介する。第2回は「野球の原型」とも言われるクリケット。イギリス発祥だが、イギリス連邦の加盟国であるインド、パキスタン、バングラディッシュなど、アジア各国で広く愛されていることはあまり知られていない。果たしてどんなスポーツなのだろうか。
競技人口で世界第2位の人気スポーツ
クリケットはまた、フェアプレーと社交を重んじることから、「イギリスの紳士・淑女のスポーツ」とも呼ばれている。その象徴とも言えるのがインターバルの存在だ。試合形式によって試合時間が大きく異なり、最も伝統的な「テストマッチ」になると、最大で5日間もかかる。そのため、イニングの交代時に休憩を挟み、クラブや地域住民らが用意したランチやお茶を楽しむのだ。
自由度の高さが最大の魅力
クリケットは各チーム11人で争う。ポジションはボウラー(投手)とウィケットキーパー(捕手)、フィールダー(守備)、そしてバッツマン(打者)。野球と異なるのは、打球を打たないもう1人のバッツマンがいること。片方がボールを打ったら、ボウラーとウィケットキーパーの間にあるウィケット(3本の棒を立てたもの)の間を2人で同時に走る。両者の体かバットのどちらかがクリース(セーフティーライン)を越えたら1点になる。
野球のルールと混同しそうだが、「最初はルールが分かりづらいかもしれませんが、分かると面白くなりますよ」とは、元日本代表で日本クリケット協会事務局長の宮地直樹さんの弁。それならば、まずはやってみるしかない! いよいよ、実際にクリケットを体験してみることに。
日本代表選手の速球を打ち返せるか!?