ファウルもOK! 野球の原型・クリケット アジア大会オススメ競技をDoしてみた(2)

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「では、選手のボールを打ってみましょうか」と提案され、競技歴1時間の岩清水部員もいきなり日本代表選手のスピードボールを打つことに。投げるは代表一の速球を誇る大田くる美選手。運動神経万能な岩清水部員も、さすがにボールを当てられず……。
 ちなみに、ボールは打ちにくくさせるためにワンバウンドさせることも多い。それでも、国内では男子で120〜130キロ、女子では100キロほどの球速を出す選手がいる。世界のトップ選手となると150キロ台の速球を投げ込むことも。やはりそう簡単には打ち返せない……。

つき指などのケガを防ぐため、親指を隠すようなポーズでキャッチする 【スポーツナビDo】

  続いて守備の練習。野球の硬球とほぼ同じ大きさのクリケット用ボールを、素手で直接ボールをつかむ。最初は痛みを伴うも、ボールを誘い込ませるようにやわらかくつかむと、痛みも軽減。しかし、手のひらの広さでしかボールをつかめないため、タイミングよくキャッチするのは意外と難しい!

ノックにも挑戦! 青い芝生でボールを追いかけると気持ち良いものです 【スポーツナビDo】

地域ぐるみで進むクリケットの普及活動

アジア大会では「楽しんでプレーする姿を見てほしい」と語るキャプテンの宮地静香選手(後列右端)。目標は前回大会の銅を上回る金メダルだ 【スポーツナビDo】

 野球とは一味もふた味も違うクリケット。専用コートを作るには広大なスペースが必要となるため、どこでも簡単にできるというわけではない。しかし、佐野市や東京・昭島市など、地域ぐるみでクリケットの普及を目指す動きもある。また、最近は大学のサークルなどを中心にチームも増えてきており、クリケットに接する機会はグッと増えてきた。
 そんな中で迎えるのが今回のアジア大会。前回は銅メダルを獲得しているだけに、今大会でも活躍が期待される。
 人とはちょっと違った球技に挑戦したい人にピッタリ。日本クリケット協会では初心者講習会も開催しているので、この機会にぜひ体験してみることをオススメしたい。

(取材・文:小野寺彩乃/スポーツナビ)

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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