第1回 運動前のストレッチでけがを回避  「フットサル初心者がイケてるプレーヤーに」

ガチ禁

【ガチ禁】

 日ごろ運動をしていない大人が急に張り切ってスポーツをすると、転んだだけでも大けがになりかねません。どんなスポーツでも準備体操はとても大切ですが、見た目以上に運動量が必要なフットサルでは特に重要なこと。

 そこで、今回はシンキングサッカースクールヘッドコーチの高峯弘樹さんをお迎えして、フットサルをするにあたり、必要なストレッチをご紹介します。体験するのは、趣味がフットサルのエンジニア起業家・尾藤正人さんです。

ストレッチはどこを伸ばしているのかを意識しながら行うことが大切です。なんとなくポーズをとるのではなく、伸ばしたい箇所がきちんと伸びていることを実感しながら行いましょう。

下半身をメーンに静的ストレッチ

【ガチ禁】

(1)うつ伏せで手を床に置き、右足首を左足首にクロスさせて20秒間その姿勢をキープします。その後、左右の足を入替え20秒間キープ。これを5セット行います。ふくらはぎをしっかりと伸ばすことを意識すること。この間、呼吸を止めないことがポイントです。

【ガチ禁】

高峯コーチ「ふくらはぎ、伸びていますか?」
尾藤さん「た、たぶん。これ見た目よりきついです!」

(2)仰向けに寝転び、右側の足を曲げその姿勢を20秒間キープします。左右の足を替え20秒間キープ。これを5セット行います。背中が床に近づけば近づくほど、太ももの前側に負荷がかかります。太もも前側を伸ばすことで、肉離れ防止になります。

【ガチ禁】

尾藤さん「太もも、伸びている感じがしますよ」
高峯コーチ「からだを倒すと、もっと伸びるんです。しっかり、伸ばしましょう」

(3)足を伸ばして座り、右足を左足の膝あたりに乗せて前屈します。走るときに負荷がかかる、太もも裏を伸ばしていることを意識しましょう。前屈する際は反動をつけずにゆっくりと曲げていきます。

【ガチ禁】

高峯コーチ「からだ硬いですよね? 毎日ストレッチしてください!」
尾藤さん「これ以上、曲げられないです! すみません!!」

(4)ボールを蹴る際に負傷しやすい、太もも前の筋肉をストレッチします。両足を外側に曲げ、両足のかかとを合わせるように座ります。この姿勢でゆっくりと前屈。股関節を伸ばすイメージです。
尾藤さん「このぐらいでいいですか? これ以上は無理です!」
高峯コーチ「けがしたくないですよね。じゃあ頑張らないと」

 静的ストレッチはどれもゆっくりと行うのがポイントです。また、呼吸を止めてしまわないように、誰かとおしゃべりしながら行えるといいですね。ストレッチの順番は、紹介の通りでなく、自由に行って問題ありません。ストレッチの前にジョギングをするなど、体を温めておくとより効果的です。

ボールを使った動的ストレッチ

【ガチ禁】

(1)肩幅より広く足を開き、ボールが左右の足の外側を通過し、股下でクロスするように地面の上で八の字に回します。膝を伸ばし、太もも裏が伸びていることを意識しましょう。ハムストリングを鍛えることで、下半身の安定も得られます。

【ガチ禁】

【ガチ禁】

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高峯コーチ「足を開けば開くほど、難易度が上がります。負荷をかけるつもりで挑戦してください」

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著者プロフィール

フットサル大会でありがちな勝利にこだわったガチなプレーは一切禁止! 勝敗で表彰するのではなく、参加チーム同士の投票とフェアプレーを讃えるグリーンカードの枚数で表彰チームを決定する今までにないフットサル大会。初心者からお子様まで一緒に楽しめるフットサル大会を通して、フットサルの楽しさ、フットサルの気軽さを伝え、プレーヤーを増やしていきます

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