スタローンから学んだ格闘技王者 “勝利への脱出魂”は永遠に
【スポーツナビDo】
パンクラス王者・川村亮の場合
『ロッキー4』で逆さ吊りになって腹筋するシーンがあって…
米国でしか販売されなかったという『ロックアップ』のおもちゃ 【スポーツナビDo】
「車を運転しながら器具を引っ張って鍛えるシーンがあるんですけど、“運転してる時からそれかよ!”みたいにスゲぇなと思って(笑)。なにか居ても立ってもいられない、変な感じがしました。
その時は単に“スゴいな”というのがあったんですけど、『ロッキー4』で天井の梁に逆さ吊りになって腹筋をするシーンがあって、それを実際に小学校の時やって、動けなくなって死にそうになったことがありました(苦笑)。あとはロッキーがやる片手での腕立てもインチキしながらやったりしたり」
川村がイチオシする『勝利への脱出』、スタローンとペレが奇跡の共演を果たした名作である 【スポーツナビDo】
「この話をもらった時、時期的にもワールドカップでピッタリだなと思って(笑)。スタローンの映画っていったらやっぱりロッキー、ランボーってありますけど、本当に好きだったらこれなんです。この映画は本当にスゴいんです。ぜひ観てほしい」
「このまま逃げると、一生心に傷を負うことになる」
スタローンのことをしゃべり始めたら止まらない! 【スポーツナビDo】
「この映画は第二次世界大戦の連合軍捕虜の話なんです。それで連合軍の捕虜たちは休み時間のサッカーぐらいしか楽しみがないんですけど、ある日ドイツ軍のナショナルチームと試合をしないかっていう話が持ち上がって試合をすることになる。それで試合が決まるんですけど、連合軍は捕虜だから、試合のハーフタイムにスタジアムの下水を使って脱出しようと試みるわけです。
でも、いざ試合が始まると審判がめちゃめちゃドイツ寄りで、前半を終えて1−4でリードされてしまう。そこでハーフタイムになって、逃げるのが目的だし第一だから、よし逃げるぞってなった時に、みんなが『おい、このままでいいのか!』って言うんです(笑)。『このまま試合で負けていいのか』って。スタローンは逃げたくてしょうがないんですけど、みんなが『勝てるチャンスはある』って言って、それを聞いてハッとなって立ち止まって、そこで大きな言葉として『このまま逃げると、一生心に傷を負うことになる』って言うんです。もうカッコよすぎるでしょ(笑)」
いまでもやっているという『勝利への脱出』腹筋、とっても楽しそうである 【スポーツナビDo】
「これを観なきゃ男じゃないですよ」とも語る川村だが、劇中で披露される2人でペアとなり、手を組んで足を上げ下げする腹筋(写真参照)は、今も実際にトレーニングに取り入れ行っているという。