セレッソ大阪【YBCルヴァンカップ 1stラウンド 1回戦 C大阪vs.讃岐】JリーグYBCルヴァンカップ・1stラウンド1回戦。横浜FC戦の敗戦を真摯に受け止め、カップ戦から再スタートを切る

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【CEREZO OSAKA】

直近のリーグ戦、横浜FCとの明治安田J1第6節から中4日。大会をJリーグYBCルヴァンカップに移し、セレッソ大阪は、カマタマーレ讃岐との1stラウンド1回戦に臨む。舞台は讃岐のホーム、Pikaraスタジアム。キックオフは14時となる。

ここまでリーグ戦は6試合を終えて1勝2分3敗。開幕戦こそガンバ大阪を5-2で破る最高のスタートを切ったが、以降は勝利を手にできず、前節終了時で18位と下位に低迷。厳しい新体制での船出となった。もっとも、目指している攻撃的なサッカーを表現できている試合や時間帯もあり、全てを悲観的に捉える必要はない。前節こそ無得点に終わったが、6試合で10得点とネットを揺らすこともできている。何より、指揮官が目指すアタッキングフットボールを表現する上で重要なのがメンタル。「攻守においてアグレッシブに戦うことが大事。そこが欠ければチームとしてもうまくいかない」(登里)と、前向きな姿勢を失っては、縦への矢印も生まれない。あくまで下を向かず、勇敢に戦うことが大切だ。もちろん、改善すべきことも明確にある。今シーズンは再現性のある失点が多いが、まず修正したいのが、相手にサイドへボールを運ばれた時の対応だ。特に3バックを採用するチームのウィングバックに手を焼いており、こちらのサイドハーフが下がって見るのか、サイドバックを押し出して全体が横にスライドするのか、ファーストディフェンダーをしっかり決めることが重要だ。また、クロス対応も含め、中に人数は揃っている状況でやられているケースも散見されるだけに、選手同士で声を掛け合い、人に行く部分とスペースを埋める部分をハッキリさせることも必要か。いずれもしても、横浜FC戦の敗戦を真摯に受け止め、このカップ戦からしっかりと再スタートを切りたい。

【CEREZO OSAKA】

讃岐は現在、J3リーグで2勝2分1敗、勝点8で5位と上位に位置している。ホームで戦う今回の一戦に向けても、モチベーション高く臨んでくるだろう。下のカテゴリーとの対戦へ向けて、アーサー パパス監督は、「いいメンタリティーで準備すること。集中して試合に入ること」をポイントに挙げる。「相手は一瞬の隙を突く形で攻撃してくると思いますし、『失うものはない』状態で我々に向かってくる。しっかりと引き締めて戦いたい」(パパス監督)と、慢心を排除してキックオフを迎えたい。サイド攻撃に警戒しつつ、守備時は5枚で固めてくる相手をどうこじ開けるか。大会やカテゴリーこそ異なるが、直近の横浜FC戦で出た課題を克服することが勝利へつながる。新体制になり、現在は一つ一つ積み上げを図っている段階であり、「1試合1試合を通して成長していくこと、チームの連係を深めていくことが大事。ブレずにやり続ける」(登里)ことが未来へつながっていく。その上で、「勝負事なので、勝たないと意味がない」(登里)ことも確かであり、特に一発勝負のカップ戦は、何より勝敗が厳しく問われる。試合内容の改善とともに、「勝って、今の流れを断ち切る」(登里)ことがチームに求められる。

【CEREZO OSAKA】

昨シーズンから大会方式が変わり、最初から1発勝負のトーナメントとなったルヴァンカップ。負ければ敗退となる「難しい試合」(パパス監督)をチーム一丸、一戦必勝の精神で勝ち抜いて、カップ戦の頂点を目指すとともに、その後のリーグ戦にもつなげていきたい。
(文=小田尚史)
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