【スキー】ノルディック複合W杯 聖地オスロで渡部暁斗選手が今季最高8位&国王の御前でスキー界最高権威の賞を受賞!「一人のスキーヤーとして誇らしい」
オスロ北西部に位置するノルディックスキーの聖地ホルメンコーレンが舞台の伝統大会、優勝した選手には試合後ノルウェー国王から直々にKing’s Cupが授与されます。
相性抜群の聖地でシーズン最高成績
今シーズン初めての一桁順位。ジャンプで大きな出遅れさえなければ、走力の高い選手と見応えある勝負ができることをあらためて示し、「走力のあるグループよりも10数秒先にスタートすることができたので、余裕を持ってレースを展開することができ、順位を上げてゴールすることができました」と、納得のレースとなりました。
この試合で、2月のジュニア世界選手権で銅メダルを獲得した19歳の成田絆選手(ガリウムスキークラブ)がW杯デビュー。前半ジャンプ19位から後退したものの粘って37位でゴール。W杯初参戦で見事W杯ポイントを獲得しました。
〇個人第16戦結果
8位 渡部暁斗
14位 山本涼太(長野日野自動車SC)
30位 渡部善斗(北野建設SC)
36位 谷地宙(日本航空株式会社)
37位 成田絆
46位 木村幸大(岐阜日野自動車SC)
FISノルディック複合の公式YouTubeではW杯の一部大会をライブ配信しており、配信済み動画も視聴できます。チーム公式インスタグラムで試合開始時間や配信リンクをお知らせしているので、フォローよろしくお願いします!
個人第16戦 後半クロスカントリー 見逃し配信
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序盤の消耗でゴール前の大混戦では抜け出せなかったものの、今季2番目の順位となる14位でフィニッシュしました。
最も多くのW杯勝利を飾っている相性のいい会場でシーズンベストの成績。「2試合ともに良いジャンプができたことは現状打破へ一歩前進と思っています。シーズン序盤の体調不良や現状のパフォーマンスを考えると、両日とも良いレースができた」と、振り返りました。
〇個人第17戦結果
14位 渡部暁斗
30位 渡部善斗
35位 谷地宙
41位 木村幸大
42位 成田絆
(山本選手は喉の違和感のため大事を取って欠場)
複合W杯で歴代最多の通算85勝と総合優勝5度を誇るオスロ出身のヤールマグヌス・リーベル選手(ノルウェー)が、この大会を最後に現役を引退。1日目に優勝し、2日目は2位に入ったガイガー選手が、2試合を残し初のW杯総合優勝をほぼ確実にしました。
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ノルディックスキーの母国で最高権威の「ホルメンコーレン・メダル」受賞!
ノルウェー・スキー振興協会(Skiforeningen)により1895年に創設され、100年以上の歴史をもつ「ホルメンコーレン・メダル」は、出身国・競技を問わずスキー界に貢献した人に授けられ、スキー界の殿堂入りにあたる勲章です。
毎年3、4人が受賞し、日本人ではこれまで荻原健司さん、船木和喜選手、葛西紀明選手、高梨沙羅選手が受賞しています。
スロベニアの国民的英雄で、昨季限りで引退したジャンプのペテル・プレブツさんらとともに、ノルウェー国王夫妻ご臨席のロイヤルボックスでメダルを授与された暁斗選手。思い入れのある場所で新たに手にした勲章に、「大会で勝ち取るメダルやトロフィーとはまた違う喜びを感じています。スキー発祥の国と言われる伝統国ノルウェーにおいて、競技人生を評価していただけたことはとても嬉しく、一人のスキーヤーとして誇らしい気持ちです」と喜びを語りました。
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