セレッソ大阪【J1リーグ第5節 C大阪vs.名古屋】北野颯太の今季4点目で先制も、後半は好機で仕留め切れず、終盤に失点。悔しさ募る勝点1に
前半からセレッソがボールを握り、パスをつないで敵陣に入っていく。もっとも、名古屋の幅を使った攻撃、シンプルに背後を狙ってくる攻撃もいくつか受けると、12分、最初の決定機は名古屋。最終ラインからのロングキックを前で永井謙佑に収められ、ドリブルで運ばれてシュートを許したが、ニアに放たれた一撃はGKキム ジンヒョンが防いだ。26分にはセレッソにチャンス。この試合でも攻撃を引っ張った北野颯太が相手をはがして持ち込み、左サイドの阪田へパス。崩した形で阪田がカットインからシュートを放ったが、DFのブロックに防がれた。31分には、名古屋に自陣左サイドを崩されて決定的なシーンを作られたが、マテウス カストロのシュートはクロスバーを越えて事なきを得た。37分にもCKのクリアボールを拾われ、名古屋の稲垣祥に強烈なミドルシュートを打たれたが、ここもGKキム ジンヒョンがビッグセーブで失点は阻止。すると前半アディショナルタイム、セレッソが先制に成功する。畠中槙之輔がフリーでボールを持った状態から中央のスペースへパス。そこへ走り込んだ喜田がワンタッチでさらに前方へパス。抜け出した中島のマイナスの折り返しを北野が蹴り込み、ネットを揺らした。2本の縦パスで崩した先制点は、「常に前へ、前へ」と話すアーサー パパス監督の哲学が反映された素晴らしいゴールだった。
(文=小田尚史)
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