ラリーガ EA SPORTS 、第27節プレビュー
土曜の2戦目はアラベス対ビジャレアル。19位に沈むアラベスは前節まで6戦未勝利。とりわけホームでは11月1日の第12節マジョルカ戦を最後に勝利から遠ざかっている。対照的に、ビジャレアルは前節まで4勝2分の6戦無敗。前節エスパニョール戦が大雨のため延期となり、2週間ぶりの実戦となる今節も良い流れを保てるか注目したい。
土曜の現地時間18時半には18位と20位に沈む2チームの直接対決、バレンシア対バジャドリーがキックオフを迎える。バジャドリーは前節ラスパルマス戦で6連敗の流れこそ止めたものの、相手が前半に退場者を出しながら同点に追いつくのがやっとだった。勝ち点8差で残留圏とのボーダーラインを形成するバレンシアとの直接対決は、逆転残留の望みをつなぐための最後のチャンスと言っても過言ではなさそうだ。
土曜のラストマッチはバルセロナ対オサスナ。バルセロナは前節レアル・ソシエダ戦で6連勝目を挙げ、単独首位に浮上した。水曜のチャンピオンズリーグでも敵地でベンフィカに先勝し、良い流れで今節を迎える。オサスナは開幕7連勝で迎えた第8節に今季初黒星を喫した相手。前半途中に退場者を出し、1時間以上も10人で戦ったベンフィカ戦の疲労も懸念される中、2ー4で完敗した前回対戦の教訓を生かせるかどうかが問われる一戦となる。
直後にはレアル・マドリーが登場。こちらも首都ダービーとなるラージョ・バジェカーノとのホームゲームに臨む。前節ベティスに敗れ、3位に後退したレアル・マドリーにとっては取りこぼしが許されない一戦ながら、ラージョには過去5回の対戦で1勝しか挙げられていない。アトレティコとのチャンピオンズリーグを前後に戦う日程面の難しさもあり、ベンチメンバーを含めた総合力が求められる一戦となりそうだ。
日曜の現地時間18時半には2試合が同時開催される。4位アトレティック・クルブは、ホームでマジョルカと対戦。アトレティックは前節アトレティコ戦で16試合続いた不敗記録がとうとう途絶えた。木曜のヨーロッパリーグでも敵地でローマに敗れており、公式戦2連敗で迎える今節は踏ん張りどころとなる。
同時刻に行われるもう1試合はベティス対ラスパルマス。ベティスは前節レアル・マドリーを2ー1で破り、今季初の3連勝で6位に浮上。一方のラスパルマスは前節バジャドリー戦の引き分けにより4連敗の流れは止めたものの、年明け以降は未初勝利が続く。気づけば降格圏と同勝ち点の17位まで後退しており、こちらもこれ以上の足踏みは許されない状況にある。
今節のラストマッチは3月10日(月)に行われるカタルーニャダービー、エスパニョール対ジローナ。エスパニョールは10月25日の第11節セビージャ戦に敗れて以降、ホームでは3勝4分と7戦負けなしを維持している。一方のジローナはここ4試合未勝利が続く(1分3敗)。第14節の対戦はジローナが30分足らずで4ゴールを重ね、4ー1で圧勝した。エスパニョールにとってはリベンジの機会となるが、ホームのダービーで意地を見せることができるか。
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