3/5(水)宇都宮ブレックス戦 ゲームレポート
3月5日(水)に開催された宇都宮ブレックス戦は、互いの気迫のこもった強度の高いディフェンスがぶつかり合う大激戦の中、最終局面で10点のビハインドをホームの大声援を力に跳ね返して見事な逆転勝利を飾りました。本日も平日ナイトゲームにも関わらず9,000人を超える多くの方にご来場いただきありがとうございました。来週水曜はアウェーでの戦い、そして土曜には天皇杯ファイナルが控えています。引き続きチームへの後押しをよろしくお願いします。
りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦 第23節 宇都宮ブレックス戦
2025年3月5日(水) 会場:国立代々木競技場 第一体育館(東京都渋谷区)
FINALスコア
アルバルク東京 63-61 宇都宮ブレックス
(第1Q:15-13、第2Q:11-13、第3Q:14-20、第4Q:23-15)
GAME RECAP
スターターは、#3 テーブス、#11 サイズ、#22 ロシター、#23 メインデル、#75 小酒部。1Q、#22 ロシターのフェイダウェイショットで先制。序盤から堅いディフェンスをみせて、落ちたショットはしっかりとリバウンドを抑えていく。昨季のシーズンMVPであるDJニュービル相手にも気迫みなぎるディフェンスをみせる。オフェンスでは#23 メインデルを中心にリングに向かっていきリードするが、終盤に連続得点を許す場面もあり2点リードで最初のクォーターを終える。2Q、互いに強度高いディフェンスのぶつかり合いが続く。相手ディフェンスを前にショットを決められない中、ターンオーバーも重なり逆転を許して苦しい展開。6分を経過したところでようやく最初の得点が決まるが、相手にも連続得点を許してしまう。しかし、この場面で#22 ロシターが気迫の3ポイント、インサイドでの得点と流れを渡さずに踏ん張る。その後もファストブレイクから#22 ロシターが決め、この#22 ロシターの連続7得点で同点に追いつく。終了間際に#3 テーブスが自ら切り込み一時は前に出るが、宇都宮 比江島にも勝負強く決められて同点で勝負の後半戦へ。3Q、開始からペースの速い攻防、#23 メインデルのアタックや#22 ロシターのセカンドチャンスポイントで応戦する。相手の強力なインサイド、要所で3ポイントやオフェンスリバウンドからの失点も許してしまい最大10点ビハインドを負う。しかし、そこから気持ちを切らすことなく#9 安藤、#75 小酒部らの得点で繋ぎ、6点ビハインドで最終クォーターへ。4Q、#3 テーブスから#00 ザックに繋ぎ先制するも、相手に勝負強い3ポイント、また前線からの激しいプレッシャーディフェンスを受けてターンオーバーからのファストブレイクポイントを許してしまい、9点ビハインドに押し戻されてタイムアウトを請求。タイムアウト後に#9 安藤が3ポイントを沈めるが、相手の勢いを止めきれず再び二桁点差に。残り4:48のオフィシャルタイムアウト時点でロースコアな展開にして10点ビハインドを追いかける展開、万事休す、そんな言葉が脳裏をよぎりかけるかもしれない苦しい局面。しかし、そこでコート上の選手もベンチもファンも決して下を向いてはいなかった。OTO明け、#23 メインデルの3ポイントで反撃の狼煙が上がる。直後のディフェンスで前線から#23 メインデルと#22 ロシターが激しいプレッシャーをかけてボールを奪うとそのまま速攻で得点、1分間で5点を縮める。すぐに相手にも返されるが気持ちは切れない。#3 テーブスがドライブから逆サイドの#22 ロシターを見逃さずアシスト、3ポイントを沈めて4点差。続く相手の攻撃もしのぎ、残り2分を切った場面で#3 テーブスの3ポイントで1点差まで詰め寄る。ディフェンスリバウンドもしっかり抑えて、迎えたオフェンス。オフェンスリバウンドから#22 ロシターがフリースローを得るとこれをきっちり2本沈めて残り1:02でついに逆転!しかし相手にもインサイドにパスを繋がれて再逆転を許し、1点ビハインドで残された時間は40.2秒。逆転をかけたこのオフェンス、トップでボールを受けた#23 メインデルの放った3ポイントはリングに吸い込まれ、再び前に出る。チャンピオンシップさながらの大歓声に包まれた代々木第一。響き渡るディフェンスコールで会場一体となって最後の22.6秒を皆で守り切り、大激戦を制した。
▶BOX SCORE ▶PLAY BY PLAY ▶見逃し配信(バスケットLIVE)
スタッツリーダーズ
得点
#23 レオナルド・メインデル 19pts
#22 ライアン・ロシター 18pts
#9 安藤周人 9pts
#3 テーブス海 7pts
#00 スティーブ・ザック 6pts
リバウンド
#22 ライアン・ロシター 9reb
#00 スティーブ・ザック 7reb
#3 テーブス海 6reb
#11 セバスチャン・サイズ 5reb
アシスト
#3 テーブス海 6ast
試合後コメント
デイニアス・アドマイティスHC
選手たちがこの苦しい試合を粘って戦い抜いてくれて勝ち切ることができました。バスケットボールは40分間の試合、途中でアップダウンもあり10点ビハインドを負う場面もありましたが、最後まで本当によく戦ってくれました。今日の試合に関しては、ディフェンスが鍵であり、我々はコンスタントにプレーできたと感じています。もちろんミスはありましたが連続したディフェンスのミスはなかったと思います。さらに宇都宮さんの得意とする3ポイントを打たせなかったことはキーポイントでした。宇都宮さんは3ポイントのアテンプト、3ポイントでの得点がリーグ1位なので、ここをしっかりと止めること、簡単に打たせずに決めさせなかったことが一つの大きな勝因だったと思います。(オフェンスについて)1Qからなかなか点数を取ることができず、オフェンスの遂行力にばらつきがあったと感じています。前半はオフェンスが全く機能していませんでした。もちろんゲームプランがあって、その中で狙いどころがありましたが、相手のディフェンスがかなりアグレッシブでフィジカルなコンタクトもありました。相手がディフェンスでレベルを1段階上げた時にオフェンスで点数が入らなかった時間帯もあり、我々がプレーしたい場所でプレーさせてもらえなかったというのが一つあります。全体的にオフェンスの質は良くなかったと思いますが、後半の勝負どころになってゲームを自分たちのものにすることができた時、やはり出ている5人が我々のゲームプランを遂行して一つひとつのプレーを確実にしてくれたと感じています。そして、4Qの勝負どころで3ポイントを5本決めたということも勝ちに繋がったと思います。ファンの皆さんには、今日も素晴らしいサポートをしていただきました。本当にありがとうございました。
#3 テーブス海選手
タフなゲームを40分間チームとして戦って、最後の最後に勝つことができて本当に良かったです。
宇都宮とやるときはやっぱ個人的には特に強い気持ちで試合に入るというか、やっぱり特別な相手です。今日は必ず勝ちたいと思っていたからこそ、序盤から本当に強い気持ちでプレーしていました。(最後の逆転劇について)本当にああいう場面では特別に何かを話した訳ではなく、もう自分たちのやることは決まってると思っています。それを徹底すること。コツコツと点差を縮めて、残り2分で1点差2点差となると、どの試合でも勝てる可能性っていうのは僕たちにあると思っています。試合に出ている5人だけじゃなく、ベンチにいるみんなとも自信を持って最後の2分も戦えたのかなと思います。(残り2分を切った場面での自身のビッグショットもありましたが?)そうですね。そういうところもやっぱり自分の役割でもありますし、責任でもあります。今日も積極的にあそこで打ててよかったなと思います。(チャンピオンシップさながらの会場の雰囲気については?)本当に素晴らしい雰囲気でした。天皇杯決勝前にこういったタフな一発勝負という感じで試合ができて自分たちにとって本当に良い経験になりました。ファンの皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今日も平日にも関わらずたくさんの方に会場に集まっていただき、本当にありがとうございました。
#22 ライアン・ロシター選手
ファンの皆さんの後押しが力になりました。(轟)琉維のラストの試合ですし、負けて(大学に)帰らせることはできません。最後は勝って花道で送り出したいと思っていましたので、みんなでホームで勝つことができて良かったです。ファンの皆さん、苦しい時間帯も最後まで後押しありがとうございました。今日は試合の出だしからなかなか自分たちのプレーというかリズムがつかめない複雑なゲームだったと思います。その理由として、やはりブレックスのディフェンスが非常にアグレッシブでフィジカルであり、自分たちのペースでのオフェンスがなかなかできなかったと思います。ただし4Qにテーブス海を含めて、全員がビックショットを決めることができ、このような形で非常に大きな勝ちを掴むことができました。次はまず次の水曜にFE名古屋戦があります。そこをまずしっかりと戦います。そして、昨年の天皇杯では長崎に負けて悔しい涙を飲んだので、今シーズンは天皇杯を獲ることも一つの目標にしてここまできました。琉球は非常に強く、いいチームだと思います。その戦いに向けていい準備をしていきます。
#23 レオナルド・メインデル選手
このような形でファンの皆さんの前で勝つことができて良かったです。ホームでこうしてプレーできているのは皆さんのおかげです。そして、日々練習に付き合ってくれているアシスタントコーチの(山口)祐希、リバウンドを取ってくれる平良(航大)、そして皆に感謝していています。(今日の試合を振り返って)10点差つけられてしまったけど、そこからまた逆転することができましたので、最高の気持ちです。(最後の3ポイントシュートについて)実は流れの動きみたいなものでした。最初はレイアップに行こうとしていたんですが、スペースができたので、自信を持ってシュートを打ちました。実際こういう瞬間は何も考えられないものです。ただプレーして、シュートを決めたという感じ。だからすべてがうまくいって、試合に勝つことができて良かったです。ただしこれはチームで作った点数です。最終的には自分が打って決めましたが、仲間がいいパスもくれましたし、それを決めて勝利に繋がり良かったです。まずは水曜日のFE名古屋との試合に向けて準備します。もちろんその後の天皇杯に向けても準備をしていきます。今日は天皇杯決勝に向けても本当にいい準備ができました。タフな試合になると思います。だから、みんなに来てほしいです。ファンの皆さんの力が必要です。今日もサポートありがとうございます。
特別指定選手 #8 轟 琉維選手 活動終了
2024-25シーズン特別指定選手 轟 琉維選手(東海大学2年)は、3/5(水)をもって活動期間終了となり、本日の国立代々木競技場 第一体育館での宇都宮ブレックス戦がラストゲームとなりました。今後も轟選手のさらなる飛躍を願い、引き続き応援をよろしくお願いします!
※轟選手のコメントは改めて発信させていただきます。
NEXT GAMES
りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦 第24節(AWAY)
日 時
2025年3月12日(水) 19:05TIPOFF
対戦相手
ファイティングイーグルス名古屋(中地区)
会 場
名古屋市稲永スポーツセンター(愛知県名古屋市)
試合情報
https://www.fightingeagles.jp/lp/game_20250312/?_nb_=1
第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナル
日 時
2025年3月15日(土) 15:00TIPOFF
対戦相手
琉球ゴールデンキングス
会 場
国立代々木競技場 第一体育館(東京都渋谷区)
大会公式サイト
https://zennihon2024-25.japanbasketball.jp/
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ