セレッソ大阪【J1リーグ第4節 C大阪vs.新潟】90分プラス後半アディショナルタイム。やり抜いた先にある勝点3を掴み、アウェイ連戦を締めくくりたい

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【CEREZO OSAKA】

無念の逆転負けを喫した前節の柏レイソル戦から中3日。セレッソ大阪は、再び敵地に乗り込み、アルビレックス新潟との明治安田J1リーグ第4節に挑む。

快勝でスタートしたガンバ大阪との開幕戦の後、チームは前々節・湘南ベルマーレ戦、前節の柏戦と連敗。1勝2敗と黒星が先行している。それだけに、今節は何より結果。勝点3を強く求めて臨む一戦となる。もっとも、敗れた2試合も、それぞれに成果はあった。湘南戦では、ボールを前に運べず押し込まれた前半を経て、後半は選手とシステムを変えながら盛り返し、同点まであと一歩に迫った。柏戦でも、湘南戦の反省を生かした試合の入りを見せ、攻守に前向きなプレーを披露すると、開始早々に北野颯太が先制点を奪い、その後も2点、3点とたたみ掛ける姿勢も見せた。90分を通して自らのスタイルを貫いたという点で、いずれの試合も相手が一枚上手だったことは認めざるを得ないが、新体制がスタートしたばかりのセレッソとしても収穫はあった。1試合1試合を精査していきながら、伸ばすべき部分は伸ばし、改善すべき部分は改善していけばいい。また、前節について言えば、失点はもちろん課題として残り、我慢すべき時間帯でしっかりと耐えることも勝利を掴むためには必要だが、今シーズンのスタイルを考えると、2点目を取れなかったことの方に焦点を当てたい。開幕戦では、2-1とリードした直後に3点目を奪い、再び1点差に迫られてもすぐさま突き放す攻撃力を発揮した。「恐れず前へ」。常に仕掛けていく姿勢こそ「アタッキングフットボール」を貫く幹。今節も果敢にゴールを目指し、得点を重ねていきたい。

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対戦相手の新潟は、昨シーズンまで指揮を執っていた松橋力蔵監督がチームを離れ、今シーズンから新たに樹森大介監督体制でスタートさせた。もっとも、近年の新潟のベースとなっている、丁寧にパスをつないで崩すスタイルは不変であり、そうした相手に対し、今節は良い守備から高い位置でボールを奪い、ショートカウンターも狙っていきたい。また、下からつないでくる一方、背後を積極的に狙ってくることも今シーズンの新潟の特長。セレッソとしても、ハイラインの裏、CBのリスク管理は重要であり、1試合を通してアラートな状態を保ちたい。新潟は開幕から3試合をアウェイで戦っており、今節がホーム開幕戦となる。相手の高いモチベーションに負けない気持ちを発揮することも、勝利するためには必要なポイントだ。そんな敵地に乗り込む今節に特別な思いを持って臨む選手が、古巣戦となるラファエル ハットンと中島元彦。前者は2015シーズン、夏に期限付き移籍で新潟に加入し、半年間だけ在籍した。当時はまだ19歳と若く、リーグ戦での出場機会はなかったが、「何もかもが貴重な体験だった」と振り返る。新潟を離れてからも、「いつかもう一度日本に戻ってチャレンジしたい気持ちをずっと抱いていた。当時に比べれば、プロサッカー選手としても人間的にも大きく成長できた」と語る姿を古巣のサポーターに見せたい。後者は2020シーズンの途中に育成型期限付き移籍でプレー。J2リーグ35試合5得点を記録するなど、当時のアルベル監督の元、貴重な経験を積んだ。今でこそ、ベガルタ仙台での武者修行のイメージが強いが、新潟も彼にとっては故郷と言えるクラブ。当時からさらに逞しく成長した姿をデンカビッグスワンスタジアムで披露したい。

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中3日で試合が続く3連戦の3試合目。前節もリーグトップの走行距離を記録するなど、肉体的な消耗はあると思われるが、前節は先発が4人代わってもしっかりとチームの狙いを遂行するなど、誰が出てもコンセプトを発揮できる体制は整いつつある。今節も先発で出る選手、途中から出る選手がしっかりとベクトルを合わせ、前節の課題になった90分のマネジメントの部分でも改善した姿を見せたい。「自分たちが積み上げていることを出し切れるかどうか。それが大切」とアーサー パパス監督。やり抜いた先にある勝点3を掴み取り、アウェイ連戦を締めたい。
(文=小田尚史)
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