【SOMPOWEリーグ第12節 新潟L戦】再開初戦にして大一番。新戦力も加わりパワーアップした陣容で、5位・新潟L撃破を目指す

セレッソ大阪
チーム・協会

【CEREZO OSAKA】

約3ヶ月の中断期間を経て再開される2024-25SOMPO WEリーグ。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホーム・ヨドコウ桜スタジアムにアルビレックス新潟レディースを迎え、後半戦の初戦となる第12節に挑む。

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前半戦の11試合、C大阪は4勝2分5敗で7位。シーズンの目標である5位以内へ、あと一歩の折り返しとなった。得点数はリーグ3位で昨シーズンより攻撃力は高まった一方、失点数も増えて、リーグで4番目に多い。「昨シーズンより前期だけで失点がかなり増えています。そこを見直す部分と、得点は取れているのですが、フィニッシュの本数自体は伸びていないので、アタッキングゾーンでのクオリティーを高めること、どういう形で点を取るかをチームで準備してきました」と中断期間の取り組みについて話したのは鳥居塚伸人監督だが、ここからの11試合、攻撃力はさらに伸ばして失点を減らし、勝ち切る試合を1試合でも多く増やしていきたい。後半戦も、チームの軸は、得点ランクトップの矢形海優と、アシストランクトップの脇阪麗奈。中断期間、最初のトレーニングマッチとなったスペランツァ大阪戦でも、脇阪のクロスに矢形がヘディングで合わせて先制点を奪うなど、頼もしいプレーを披露。リーグ再開に向けて照準を合わせている。「中断期間は、前を向いたらまずゴールを見ること、全員がゴールを狙う姿勢を練習から出すことを意識してきました」と矢形。さらなる得点力アップへ、チーム全体でゴールに向かう意識や形を増やしていきたい。その前線には頼もしい戦力が加わった。愛媛FCレディースMIKANから新加入の田子夏海、ケガから復帰の栗本悠加、若きストライカー2人の存在により、層の厚みはグッと増した。「みんな特長が違うので、試合展開によって色んなやり方で相手に向かっていける」と田中智子も話すように、矢形、田中、田子、栗本と、どの組み合わせでスタートしても、誰が途中出場だとしても、相手に脅威を与えることは間違いない。出場すればWEデビューとなる田子は、「スピードとパワーを生かして点を決めたいです」と意欲。ヨドコウ桜スタジアムに集まるサポーターの前で、挨拶代わりとなる一撃を叩き込むべく準備を重ねている。前半戦の11試合で10失点と堅守を誇る新潟Lを打ち破るためにも、力強さが増したFW陣の活躍に期待したい。

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もう一人、出場すればWEデビューとなるのが丸井優奈。練習でもトレードマークの笑顔が弾け、すっかりチームに溶け込んでいる様子が伺えるが、技術に加えてフィジカル、走力でも、現在のチームにプラスαをもたらす存在になりそうだ。サイドバック、サイドハーフ、FWとあらゆるポジションでプレー可能であり、今節もどこで出場するか定かではないが、「走るところなど自分の特長をしっかり出して、チームの勝利に貢献したいです」とモチベーションは高い。そうした“新戦力”については鳥居塚監督も、「3選手ともストロングを持っている選手ですし、中断期間もチームにプラスになるパフォーマンスを発揮してくれています」と評価する。キャプテンの脇阪も、「選手が増えて新しい風を吹かせてくれることはチームにとっていいこと。実力もある選手たちですし、スタメン争いが激しくなれば、チーム力も高まります」とニューカマーの台頭を歓迎する。今節に向けた練習も、セレッソらしい和気あいあいとした雰囲気の中にもピリッと引き締まった空気が感じられ、より“戦う集団”へ成長している様子が伺えた。熾烈な競争が、チーム力を押し上げる何よりの原動力となる。

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現在、5位に位置する新潟Lとの勝点差は『3』。得失点差も離れておらず、今節、C大阪が勝利すれば、順位をひっくり返すことができる。後半戦のスタートにして、いきなりの大一番。そうした一戦をホームで行えることは心強い。試合後は、レディースと同じくアルビレックス新潟とアウェイで対戦するセレッソ大阪のパブリックビューイングもヨドコウ桜スタジアムで開催予定だ。チーム・サポーターが一体となり、男女揃っての“新潟撃破”を果たしたい。
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