FAカップ5回戦、アストン・ヴィラが本拠地ヴィラ・パークでカーディフ・シティと激突。準々決勝進出をかけた一戦は、ヴィラが貫禄を見せつける展開となった。

試合開始直後からヴィラがボールを支配し、序盤から積極的な攻撃を仕掛ける。

前半17分、アセンシオが中央でボールを受けると、狙い澄ましたスルーパスをワトキンスへ供給。ワトキンスはペナルティエリアに侵入し、シュートを放つも、惜しくも枠を外れる。

40分にはカーディフ・シティがカウンターから一気にヴィラ陣内へ攻め込み、ミドルシュートを放つ。しかし、シュートは枠を捉えきれず、均衡が破れない。

42分、ラッシュフォードがヘディングで落としたボールに反応したワトキンスが決定機を迎えるが、相手GKのセーブに阻まれる。

後半に入ると、ヴィラが攻撃のギアをさらに上げる。

49分、ペナルティエリア付近でボールを受けたマッギンが巧みなキックフェイントで相手DFを翻弄し、右足を振り抜く。しかし、シュートは惜しくも得点には至らない。

65分にはカーディフ・シティが右サイドからのクロスで決定機を演出。相手FWがゴール至近距離からシュートを放つが、ここは守護神マルティネスが鋭い反応でセーブし、ヴィラが難を逃れる。

そして迎えた68分、試合の均衡がついに破れる。ティーレマンスが抜群の視野で縦に走り出したラッシュフォードに絶妙なスルーパスを通す。ラッシュフォードが冷静に中央へ折り返すと、アセンシオが狙い澄ましたシュートを突き刺し、待望の先制点を挙げる。

勢いに乗ったヴィラは80分、ペナルティエリア内でアセンシオが左足を振り抜き、この日2点目をマーク。圧巻のパフォーマンスでリードを広げ、勝利を決定づける。

試合はそのまま終了し、アストン・ヴィラが2-0で快勝。堂々の戦いぶりでFAカップ準々決勝進出を果たした。